真冬に、南国の花・「プルメリア」を話す。

葉を残した、「三浦大根」

早朝の空には薄雲が広がり、昨夜・「霜月二十日」のお月さまもぼんやり朧月…。
アメダス、最低気温は氷点下3.0度(7:02)、強い冬型の天気で、県の北部には大雪警報が…。
大根漬けのために、ビニールハウスから「大根」を台所に運びました。

お昼には、「つるささげ豆」・お汁粉をいただきました。

甘さ控えめの、ヘルシーなお汁粉でした。
今日はFm放送の日、あえて真冬のこの時期に、南国の花・「プルメリアを話しました。
休眠・冬越し中の「プルメリア」、春を待つ期待感を込めて話しました。
南国の花・レイ(花輪)を作る「プルメリア
(1)キョウチクトウ夾竹桃」科常緑高木
広辞苑に、白・黄・赤などの回旋状に咲く5弁の美しい花を付け、芳香がある。
熱帯地方で、庭木や公園に植え、ハワイではこの花で、レイ(花輪)を作る。シンガポールを旅し、マレーシア・ジョホールバルにかかる長い橋のたもとで花の実物に出会いました。
 2年ほど前に、「モリカクカメラ店」で、プリントサイズ標本写真に、「プルメリア」がプリントされていました。
「このプルメリアの花はどこで撮ったんですか?」
尋ねると、「自分で、家で育てた花ですよ」に、びっくり…。
早速、育て方を教えてもらいました。
「秋口、寒くなる前に、葉をすっかり落として、部屋に取り込んで休眠・冬越しを…」と、挿し木苗を届けてくれました。
 今は、枕元で冬越し中、芽が伸び始める春が楽しみです。
CD曲:「冬の星座」歌唱:島田祐子 訳詞:堀内敬三 作曲:ヘイス
(2)「プルメリア」は、ラオスの国花・「チャンパの花」
 ラオスでは、ラオス語で「チャンパ」と呼ばれ、色とりどりの「プルメリア」が楽しめます。
 首都のビエンチャン郊外には、プルメリアが一面に咲く「チャンパ・ガーデン」という植物園があるそうです。国花とされているのは、白い花びらに黄色の縞が入った種類ですが、他に各色があります。200種以上のプルメリアを一度に楽しめるとして、現地の人たちばかりでなく、観光客にも人気のスポットだそうです。

◯「テンプルフラワー」Temple flower と呼ばれて、寺院の境内に植えられるなど、仏教国のラオスでは、古くから仏教に馴染みが深い花だそうです。
◯英語では、「Frangipani(フランジパーニ)」が一般的、この「フランジパニ」という呼び方は、日本ではアロマ業界でよく使われるそうです。
プルメリアから採れる精油は、リラックス効果や集中力アップの効果があると言われ、エステサロンや、リラクゼーションサロンでもよく用いられるそうです。
3)「チャムパの花」とは?『タゴール詩集』(訳:山室静)の詩で、初の出会い
 10年以上前、図書館勤め中に、図書館2階の「山室文庫」所蔵の棚で、この詩に出会ったのです。
 タゴールは、アジア初のノーベル文学賞の受賞者。山室静は、旧制・野沢中学生の頃から、その詩に関心をもっていた。
 来日し、日本女子大講堂で講演会、宮沢賢治の妹トシも受講した。
賢治も、その感動を聞いているはず…。
軽井沢・三泉寮でも、「瞑想」について講義をした。
トシは、ここには参加していない。
 チャムパの花
たゞちょつと戯れにぼくがチャムパの花になつたとして
 あの樹の高い梢に咲いて風の中に高笑ひしてゆすれ、 
 新しく開いた葉つぱの上で踊つたとしたら、母ちやん
 にはぼくがわかつて?母ちやん
母ちやんは呼ぶでせう「坊や、お前はどこにゐるの?」
 それでもぼくはひとりで笑つてじつと黙つてる。
ぼくはこつそりぼくの花辯を開いて、母ちやんがお仕事
 なさるのを見つめてる。(以下略)
夜が更けて10時半、今夜のお月さまは?
びっくり、雪が舞っていて、明朝には2センチほど積もりそう…。
アメダス、最高気温は8.7度(13:57)でした。
明朝は、雪景色かな?