さて寝ようかな、その前にお月さまを観て…。
外に出ると、「正月二十日」のお月さまが、東側の空高くにかかっています。
月の出時刻が22:45(東京)、なるほど、まだ出てから2時間ほどですから…。
「豆太の月・霜月二十日」から、ちょうど二ヶ月が経過した今…、お天気の様子もかなり違うものですね。
目覚めたのは朝7時過ぎ、空一面のうす曇りです。
アメダス、最低気温は氷点下5.8度(5;52)、朝はまだまだ冷え込みます。
東京では雨が降ったとか…、予報では、お昼ごろに傘マークが見えましたが…。
「今年はこれで、掃き納めかな…」、裏道わきの、リギダ松の落ち葉を掃きました。
午前中は、本格的な曇り空に…、でも、午後には、晴れて青空になりました。
気温がぐんぐん上がり、日差しも強くなりました。
朝の霜柱も融けて、「雨水」・七十二候:「土脉潤起(とみゃくうるおいおこる)」に、相応しい陽気です。
この時期、『倉嶋厚 お天気博士の四季暦』にある「春でごわすぞ」が、思い出されます。
昭和二十年に長野県の佐久に疎開したまま数年間信州で暮らした佐藤春夫の詩集『佐久の草笛』に「春のおとずれ」という四行詩がある。
大降(おおぶり)の後三日四日
異なお天気でごわしたが
かげどけしやす今日あたり
春でごわすぞこれからは
農民の日常の“お天気あいさつ”をそのまま詩にしたものらしい。
近年の佐久は、雪降り・積雪がめっきり少なく、このような情景・会話にはほとんどお目にかかれません。
それでも、家の裏などの日陰の凍土が、気温」によって融ける現象は見られます。
そんなわけで、「かげどけ(影融け)」の言葉を、そのように理解しています。
午後、自転車で地区内を「配り物」…、寒さは感じられませんでした。
案の定、予報の傘マークは外れました。
アメダス、最高気温は15.8度(13:35)、季節が3月下旬から4月の中旬の陽気になりました。
明日も同様なお天気になりそうで、乾燥・火の元が心配です、