「佐久の季節便り」、久しぶりに、恵みの「氷雨」が…。

6時半、外はどんより曇り空…、今にも雨が落ちそうです。

おかしいな?、雨雲レーダー画像は、佐久市にかかってるのになー。

しばらくすると小雨が降り始め、ありがたいお湿りになりそうです。

予報の「雪だるま」が外れて、ほっとしました。

アメダス、最低気温は氷点下1.7度(2:55)、雨模様が続くようです。

午前中、図書館へ借りた本を返却に、昨日、移動図書館車・「草笛号」の巡回に行けなかったのです。

 

午後は、2月のFm放送・「草木は友だち」で、スギ科常緑針葉樹「杉・椙」を話しました。

(1)日本特産、日本の樹木文化代表種

杉が群生していたことによる、佐久市の地名に、今も「杉の木」が残る。

佐久地方に植林された樹種は、「落葉松」が多く、「杉」は見かけません。

神社の境内などに植えられた「杉の大木」が残っており、近くでは、招魂社の忠霊碑の周りにあります。

最近、UEVC(上の城環境ボランティアクラブ)では、周辺の環境整美のために、1本を伐採しました。

おかげで、周囲が明るく、一段と見通しが良くなりました。

丸太は、招魂社北側の「見晴台(仮称)」のベンチとして、役立てる計画です。

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(2)写真集・『信州に宿る神々』に紹介された御神木など

 著者のカメラマンはブログ・「佐久便り」を毎日、公開中です。

著者からいただいた写真集には、東信濃の古木として、「杉の巨木」などが紹介されています。

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表紙カバー写真、真楽寺の神代杉、ほかに、崎田の杉、蓼科神社の杉、津金寺の杉、自成寺の杉並木、が紹介されています。

改めて、杉の巨木に出会い、じっくりと鑑賞したいです。

また、崎田と自成寺はまだ行ってないので、出かけて実際にみたいです。

 

CD曲:「箱根八里」 作詞」鳥居 忱 作曲:瀧廉太郎 (立川清登./東京混声合唱団) 昼猶闇き杉の並木…

 

(3)賢治童話「虔十公園林」『風と光の散歩道ー宮澤賢治の植物を訪ねてー』(細川律子)(放送内容略)

 

(4)季語:杉の花粉(晩春) 花言葉:堅固

 ★スギ花粉が飛ぶ(家庭医学大辞典)(放送内容略)

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(5)杉の利用は、古代から…

   万葉集に、古の人の植えけむ杉が枝に霞棚引く春はきぬらし

用途;庭園樹、並木、生け垣、盆栽、材は優良で、林業上最重要種。植林面積の40%

   葉は、線香、抹香の原料。樹皮は屋根ふき用など

   子どもの頃に、枯れ葉を焚き付け用に拾ったことが、懐かしく思い出されます。「杉っ葉拾い」は、子どものお手伝い仕事でした。(上高井郡仁礼村・現須坂市

 

氷雨が一日中降ったり止んだり…、恵みの「氷雨」でした。

雨量は、1.0ミリ(10)、0.5ミリ(12) 、0.5ミリ(14)…

アメダス、最高気温は4.8度(16:33)、底冷えの一日でした。