「佐久の季節便り」、「二十三夜待の月」、残念ながら雲に隠れました。

高原の佐久市には珍しい、三日連続「真夏日」でした。

今日は、お天気下り坂で、一休みに…。

アメダス、最低気温は18.3度(5:21)、異常な暖かさです。

早朝から、どんより曇り空で、旧暦、四月二十三日・「二十三夜」のお月さまは、雲に隠れて見えませんでした。

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『月と季節の暦』(制作:志賀勝)によると、「二十三夜」の月の出時刻は、翌1:08(東京)です。

つまり、日付が替わった28日の未明で、その後も曇り空でした。

「二十三夜待」行事については、かつて各地で行われ、佐久市岩村田御嶽神社境内にも、その証拠の月神尊・二十三夜」塔が残っています。

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この塔の前に立つと、その昔、男衆たちが夜遅くに集まり、「月待ち」信仰・行事をしたことが偲ばれます。

曇り空の中、ムラサキツユクサ(紫露草)」が、紫色の花を見せています。

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高校の生物で、顕微鏡で「雄しべの毛」「葉の表皮」を観た感動は、今も忘れません。

お隣には、ヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草)」が、ほんのりピンクの花を見せています。

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雨風(あまっかぜ)が吹いて、今にも降りそうなお天気…。

隣の道路は、小学校が近いので、時間規制がかかっています。

生活道路なので、「通行許可証」を佐久警察署に申請して、いただきました。

午後、ようやく小雨が降ったり止んだり…。

雨量は、0.5ミリ(14時)、0,5ミリ(16時)夜8時過ぎにも降り始めました。

アメダス、最高気温は、23.5度(10.22)でした。

信毎・夕刊コラム「あすの天気」、引用します。

 雨降りお月さん 雲の蔭ー。あすは大正期に童謡「雨降りお月」を作詞した詩人、野口雨情の誕生日。今夜の雨予報に小諸野口雨情会の小林邦太郎会長は、歌詞から浮かぶ、月が雲間から顔をのぞかせたり隠れたりする情景を期待する、ただ、月の出はあす未明で「そこまでは起きていられないな」。

明日、未明からの雨を期待していますが…。