「佐久の季節便り」、岩村田城址・山の小径の整備に取りかかりました。

今朝も、肌寒くどんより曇り空です。

「梅雨前線」よりは、寒気流入による「大気の状態が不安定」が原因の雷雨…。

気象予報士の、気象状況の解説です。

アメダス、最低気温は16.0度(5:42)、日中は局地的に、にわか雨が…。

何と、7月1日の20度から、ほぼ日毎に下がり、9日の今日は16度になり、4度も下がりました。

この低い気温は、異常としか思えません。

それでも、冷たい雨に濡れて、今年も、豪華な「オリエンタル・リリー」が開花しました。

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この百合は1,5 メートルもの高さになり、丈夫なので、「第二賢治ガーデン」にも株分けしようかな…。

今日火曜日は、UEVC(上の城環境ボランティアクラブ)の活動日…。

岩村田祗園祭が近づき、整枝・除草などの整備作業が急がれます。

岩村田城址の整備では、大土手の「ヒメジョオン」や「ヨモギ」、「ササ」などの選択的除草を進めました、

おかげで、開花間近の「ヤブカンゾウ(藪萱草)」の群生も、すっきりと目立つようになりました。

この「ヤブカンゾウ」は、春先の若芽が山菜として食用になることから、「城跡に残る植物」シリーズ・Fm放送で話す予定です。

今日は、整備範囲を広めて、城の縁(へり)方面へ…。

藪に覆われてしまった「山の小径」に足を伸ばしました。

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刈払いしながら山道を下ると、何と、藪の中に「オモト(万年青)」がひっそりと花芽を着けていました。

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実が赤く色づくのはいつかな?その頃にまた来てみたいな…。

もう一つの発見は、周囲に「サイカチ(皀莢)の大木が数本あったこと。

下部の用水沿いの大木は、芯止めがされていました。

種子から発芽した幼樹も多数点在し、これからも城跡に残り続けます。

鋭い棘で、外敵の城内侵入を防ぐため、そして土留の働きも期待していたようです。

この若芽は食用になり、カブトムシが集まる樹木とししても興味深いです。

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作業後、根からの蘖(ひこばえ)・発芽した幼樹など数本をまとめ、記念の鉢植え標本としました。

急に、お昼前から雨が降ったり止んだり…、予報通りの局地的にわか雨です。

1,0ミリ(12時)、0.5(14)、1.5(18)、1.0(20)、夜までにトータル雨量は4ミリ。

佐久地方に、「大雨」「雷」「濃霧」の注意報が出ました。

アメダス、最高気温は20,0度(10:12)、「梅雨寒」の一日でした。