「佐久の季節便り」、快晴、朝日を浴びる「ホオズキ(鬼灯)」…。

寒い朝、予報に反して、久しぶりの快晴です。

浅間連峰には雲が棚引いて、秋を思わせる天気です。

アメダス、最低気温は14.7度(5:09)、午後には、にわか雨が心配です。

浅草の「ほおずき市が報道されていますが、我が家の「鬼灯」はまだ青いままです。

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7月8日付け信毎夕刊から、浅草恋ひ 一部を引用します。

 明日から二日間、浅草寺境内で「ほおずき市」が開催される。観音様の縁日(この日に参詣すると大きな功徳があるとされる)は毎月の十八日だったが、後世になって功徳日という特別な縁日を寺社ごとに決めたという歴史がある。浅草寺の功徳日で一番は七月十日、この日にお参りすれば、何と四万六千日分のご利益があるとされ、四万六千日がそのまま縁日の名称となった。(以下略)

 

次の写真・画面の真ん中に、ミニミニの鬼灯が見えますか?

その上の節に、白い花が写ってるんですが…、後ろ向きでピンぼけで見えにくいですね。

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お隣では、ドクダミ科「半化粧(ハンゲショウ)」、先月の23日に、飯山の道の駅で求めた物が、ようやくお化粧姿になりました。

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夏至の七十二候:「半夏生(はんげしょう)」は、「半夏(はんげ)」が生ずる頃…

「半夏」とは生薬名、サトイモ科の「カラスビシャク(烏柄杓)のことです。

畑仕事の厄介物を知る人は、少数派…。

近年、写真の「半化粧」にお株を奪われてしまった…。

今日、「賢治を読む会」・7月例会でも話題にしました。

暦の話では、二十四節気・「小暑(しょうしょ)」七十二候・「温風至(あつかぜいたる)」

今年は、暦とは裏腹に、日照不足で気温が上がらず、農作物の生育が心配されます。

輪読のテキストは、「学者アラムハラドの見た着物」

◯『宮澤賢治語彙辞典』(原 子朗)によると、学者アラムハラドは、インドの詩人・哲学者タゴールをモデルにしている…。

佐久市立図書館・「山室文庫」に、山室静訳の『タゴール詩集』が配架されている。

◯「まっすぐに立つ」人の「はねのやうな軽い黄金いろの着物…」(栗原敦)

ひかりの素足」における「赤い瑪瑙の野原のはずれがぼうっと黄金いろになって」やってくる「立派な大きな人」や、楢夫も着ていた「黄金いろのきもの」でなじみのもの。その意味では、試練や苦境に対しては救いを与える存在、倫理的目標としては究極の理想を体現する存在の喩えに生っているといえる。(中略)至高の善はそれが至高であるゆえに、地上にある特定の形に止まりえないという主張を導かずにはいない。作中に理念の体現者を登場させる構想がこれに反していることは明らかであった。

難解な内容だが、何か大切なことを考えさせてくれたという感想が聞かれました。

また、帰りに『タゴール詩集』を借りていく会員があり、嬉しい事でした。

今日は、夕方にも雨が降らず助かりました。

午後は、つきに一度の病院に診察に…。

野良回りでは、「ブルーベリー」摘みと野菜の収穫…。

初生りのトマトは、小ぶりで玉伸びしていません。

やっぱり、日照不足のためでしょうか…。

アメダス、最高気温は23.9度(9:45)でした。

 

明朝早く、中禅寺湖方面から那須出かけます。

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