「佐久の季節便り」2学期初めの登校、雨の中…。

小雨がそぼ降り、秋の虫が賑やかに鳴いて、涼しい感じの朝です。

アメダス、最低気温は21.1度(3:28)、日中も、大気の状態は不安定のようです。

玄関先の「オオマツヨイグサ(大待宵草)」は、ほとんど結実しました。

最後の花に、小さなアリが群がって蜜でもなめているんでしょうか…。(6時)

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部屋に戻って、テレビを点けるとBS3、火野正平さんの「こころ旅」です。

チャンネルを替えようとしたら、千曲川…」のアナウンスと表示が…。

そして、佐久市入澤が…、JR小海線青沼駅が…。

JR自慢のハイブリッドカー」と「浅間山の遠望」までが映し出されました。

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輿水さんの実家に近く、一級河川谷川(やがわ)にかかる橋に腰をおろし、お便りが読まれました。

佐久市民として認識を新たにした風景…、「こころ旅」の面目躍如を感じました。

 

7時半、岩村田小学校の児童が登校していきます。

小雨がそぼ降るなか、2学期の始業日です。

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予報より早く、雨が降り始め、午前中にかなりの雨量になりました。

0.5ミリ(8時)、4.0(9)、3.0(10)、0.5(11)…

午後、Fmさくだいら・8月の放送日、「身近にあるヤブカンゾウ(藪萱草)」を話しました。

岩村田城址に残る植物」のシリーズで、岩村田招魂社・社務所下の群生地を紹介しました。

150年来ずっと、城跡で毎年花を咲かせ続けていることに、感動を覚えます。

民家の庭の隅に、今も生育し続けている「ヤブカンゾウ(藪萱草)」…。

その理由は、花の観賞というより、食用・薬用になる植物だからと、考えます。

小諸市の妻の実家・裏の井戸端に生育しています。

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中国から食用・薬用として渡来した「萱草(かんぞう)」は、史前帰化植物とされています。

この植物を植え食すると、「憂さや世の苦しさを忘れさせる霊力をもつ…」とされ、「忘れ草・種」とも呼ばれます。

万葉集』に、「わすれ草」の呼び名で4首詠まれています。

わすれ草 わが紐に着く 時と無く 思ひ渡れば 生けりとも無し

現代語訳:ヤブカンゾウを紐で身に着けるよ。休む時なく思い続けると、生きた心地もしないことだ。

CD曲:「ちいさい秋みつけた」 歌:島田祐子 作詞:サトウ・ハチロー 作曲:中田喜直

若芽の採取は3〜4月、若芽の料理は、まろやかで美味

夏には、花とつぼみを採取します。

◯若芽の食べ方:酢味噌和え、煮浸し。炒めもの、天ぷらなど

◯花やつぼみ:生のままサラダに…、つぼみは蒸して日干しし、金針菜・貯蔵山菜に

 ゆでて 酢の物に、ジャムやホワイトリカーに漬けて花酒に

 金針菜は、スープでもいただけます。

 子どもの頃、「とけっきょ」の地方名を聞いた。

不思議な印象だったが、「若芽が、鶏のトサカ状であるかおとからの俗名…」を知って納得しました。

◯生薬名」金針菜(きんしんさい) 『佐久の薬草』参照

 薬効は、利尿、解熱

『現代農業』7月号に、身体にいい草・すごい草として紹介されています。

そこで、田んぼに移植して、野菜としての利用を考えています。

放送を終わって駐車場に戻ると、軽トラの荷台シートに水たまりが…。

大降りだなと感じ、アメダスデータをみると、佐久市は0ミリ…。

アメダス観測地点と2キロほど離れているためかも知れません。

アメダス、最高気温は27.3度(13:46)、「夏日」ではありました。

だいぶ涼しさを感じます。

明日は、また朝から雨予報です。