「佐久の季節便り」、午後には「大雨特別警報」、「台風19号」が大荒れ…。

昨夜遅くからの雨が、ずっと降り続いています。

本体は、はるか海上だと言うのに、大型で非常に強い台風の威力・怖さです。

暴風も心配なので、「柿の枝」を幹に縄で結わえました。

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避難場所などが記載されている、「防災タウンページ」に目を通しました。

次は、自宅周辺の避難所・公衆電話マップです。

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川や山が、近くには無いので、大雨や土砂崩れの心配は、まずありません。

問題は、地震と火災発生時の避難です。

台風や大雨などの非常時には、田んぼや畑(このマップより外)には、近づかないに限ります。

先日の講演会:「地域災害の特徴と防災対策」でも、日頃からの備えの大切さが強調されました。

 

大雨で部屋に閉じ込められたので、読書会テキスト・『宮沢賢治全集』を読書…。

いただいた副賞・彫刻3作品 王様より「貝の火」をいただくホモイ 塩鮭のあたま 黄金(きん)のどんぐり五勺桝入り

それらのモチーフとなった童話作品、まず、『注文の多い料理店』・「どんぐりと山猫」 から、叙述を拾います。

それでは、文句はいままでのとほりにしませう。そこで今日のお礼ですが、あなたは黄金(きん)のどんぐり一升と、塩鮭(しほざけ)のあたまと、どつちをおすきですか。」

「黄金(きん)のどんぐりがすきです。」

山猫は、鮭(しゃけ)の頭でなくて、まあよかつたといふやうに、口早に馬車別当に云ひました。

「どんぐりを一升早くもつてこい。一升にたりなかつたら、めつきのどんぐりもまぜてこい。はやく。」

別当は、さつきのどんぐりをますに入れて、はかつて叫びました。

「ちやうど一升あります。」

次に、貝の火からも拾います。

「これは貝の火といふ宝珠(ほうじゅ)でございます。王様もお言伝(ことづて)ではあなた様のお手入れ次第で、この玉はどんなにでも立派になると申します。どうかお納めをねがひます。」

 ホモイは笑って云ひました。

「ひばりさん。僕はこんなものいりませんよ。持って行って下さい。大変きれいなもんですから、見る丈(だ)けで沢山です。見たくなったら又あなたの所へ行きませう。」

 ひばりが申しました。

「いゝえ。それはどうかお納めをねがひます。私共の王からの贈物でございますから。お納め下さらないと、又私はせがれと二人で切腹をしないとなりません。さ、せがれ。お暇(いとま)をして。さ。おじぎ。ご免下さいませ。」

 

降り続いている雨は、だんだん激しさを増して、佐久地方に強い雨がかかってきました。(15:55)

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やはり、近年にない、記録的な大雨です。

時間雨量、35.0ミリ(15時)の大雨…、それでも80ミリ100ミリには比べ物になりませんが…。

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夜になって、強風が吹き始めました。

緊急速報「エリアメール」(22:05)

こちらは佐久市です

現在、市内各地で、停電が発生しています

外への避難は危険です

建物の2階以上の、崖や川から離れた部屋などで安全を確保し、身を守る、最善の行動をとってください(佐久市

放送でも、同じメッセージが流れました。

長野県内でも、被害が出ています。

東御市田中で橋が壊れ、自動車3台が流された、3人は助かり3人が行方不明…」

千曲川が、上田市国分地籍で氾濫…」、決壊などの大事にならないことを祈ります。

「氾濫危険情報」が、佐久市千曲川にも…」

 

記録的な大雨でした。

南佐久郡北相木村では、雨量が400ミリ超え…。

佐久市でも、300ミリは超えたと思われます。