「佐久の季節便り」、「十日夜(とおかんや)」には、「案山子揚げ(かかしあげ)」…。

浅間連峰」は黒雲覆われて、冬型のお天気か…。

裏のグランドは、強い霜で真っ白に、今朝も冷え込みました。

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7時過ぎには、屋根の霜が日差しで融け、雨のように樋を流れる音がします。

アメダス、最低気温は、氷点下1.9度(6:27) 、日中は気温が上がる予報です。

昨日に届けられた、岩村田小学校の学校だより・「心に太陽を」を開くと、一面トップは「台風の被害を乗り越えて」、本校の体育館が避難所として利用され、上の城区の皆さん、消防団員などが、設営や受付をされたことなどが書かれています。

次に、「各学年の学びの姿」が、写真入りで紹介されています。

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1年生が育て収穫した「ジャガイモ」をいただきながら、6年生を招待しての「お楽しみ会」…。

2年生は、佐久平総合技術高校の生徒さんと一緒に育てた「大豆」、実際に収穫体験…。

どちらも、総合的学習・「楓の時間」の学習、体を通して学ぶ楽しさですね。

我が家でも、秋の収穫が続いています。

先日はサトイモ(里芋)」を収穫し、小さな芋は「衣被(きぬかつぎ)」でいただきました。

完熟間近の「丹波の黒豆」は、時間を掛けて茹で、本来の枝豆とは一味違った、香ばしい味を楽しみました。

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さて、今日は旧暦・十月十日は「十日夜(とおかんや)」です。

近年は、ほとんど行われませんが、秋の収穫を祝う農村の年中行事だったのです。

子どもの頃には、「藁鉄砲」を手作りして、地面を打ち鳴らしたものです。

「とおかんや、とおかんや、とおかんやの藁鉄砲、夕飯(ゆうめし)食ってぶっ叩け…」

モグラよけや、畦固めの意味とか…。

佐久地方には、同じ夜に「案山子揚げ」という行事をする農家もあります。

電子辞書から、一部を引用します。

〜西日本の」亥の子の行事に相当します。〜またこの日、田の神が山へ帰るとして、餅をついて祀る地方もある。

〜長野県の一部ではカカシアゲといって、田から案山子を外して家に持ち帰ってまつる習俗がある。

八月の「十五夜」、九月の「十三夜」、と、この十月十日夜の月を、三見月といい、晴れ曇によって翌年の豊凶を占う例もある。

今夜・十日夜はよく晴れて、丸みを帯び始めた「お月さま」を拝むことができました。

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アメダス、最高気温は16.5度(14:13)、秋晴れの爽やかな一日でした。

明日、風が弱ければ、「小春日和」が期待されます。