「佐久の季節便り」、昨夜、「霜月廿日」・月の出を観ました。

今朝は、お天気下り坂の曇り空です。

6時少し前、新聞を取りに出ると、西空高く、昨夜・廿日のお月さまが…。

残念、形は不鮮明で、わずかに月の在り処が分かっただけでした。(月の出時刻は昨夜20:40)

その後は、とうとう雨降りになりました。

アメダス、最低気温は氷点下2.5度(0:23)、雨は朝のうちに上がる予報です。

 

「霜月二十日」のお月さまは、『モチモチの木』に登場する「豆太の月」としてお馴染みです。

絵本:斎藤隆介・作 滝平二郎・作の挿絵をお借りしました。

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昨夜は、月の出時刻の30分後には、2階のベランダで月の出を待ちました。

すると、平尾山の山の端全体がほんのり赤らんで、期待がふくらみます。

しばらく待つと、部分が明るく狭まって、いよいよ月の出直前です。

一点がキラッと輝き、月の出です。

① 21時13分22秒

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② 21時13分59秒

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③ 21時14分24秒

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④ 21時14分54秒

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⑤ 21時15分16秒

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うまく撮れて、大満足でした。

宮沢賢治は、この「二十日月」・更待月(ふけまちづき)がお気に入りのようです。

暗闇でしばらくすると、月の出とともに辺りが明るくなる…。

その月明かりが、ありがたく実感できるからでしょう。

「二十日月」は、「烏の北斗七星」はじめ、「楢ノ木大学士の野宿」などの作品に登場します。

今、読書会で読んでいるテキスト・「楢ノ木大学士の野宿」の叙述から、一部を引用します。

それから一寸外に出た。

二十日の月は東にかゝり、

空気は水より冷たかった。

 

今日は、月に一回の散髪日、帰宅する頃には薄日が差し始めました。

午後は、年賀はがきの裏面に取りかかりました。

写真は、令和の時代に相応しく、我が家の「梅」の花に…。

妻用の別バージョンも作成、印刷のためのプリンタインクをアマゾンに発注…。

 

アメダス、最高気温は12.4度(14:53)、春のような暖かい日になりました。

雨量は、1.5ミリ(6時、9時、10時に各0.5ミリ) でした。