「佐久の季節便り」、午後から「雪降り」、予想どおりに…。

お天気下り坂、空には斑雲が広がっています。

ゴミステーションには、昨朝より大きなゴミ袋の山が…。

そう、火曜日「容プラ(容器プラスチック)」の回収日だからです。

ご近所・お正月中のゴミは、ざっと30袋以上でした。

取ってきた新聞を開くと、一面下段の広告が目に飛び込みました、

浅田次郎歴史小説文庫本『一路 上・下』です。

広告の左端には『流人道中記 上・下』、昨年の読売新聞に連載されて、読み通した作品です。

3月9日 発売決定! 偶然にも、佐久(さく=3・9)の日です。

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以前に出たときは95万部…、さっそく、買い求めたのでした。

同時に、文庫本・浅田次郎と歩く中山道『一路』の舞台をたずねて 

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これらの本に関心を持った理由は…。

我らが岩村田城の殿様が、この歴史小説に登場するからです。

『一路』誕生秘話から、一部を引用します。

〜一方で大爆笑してしまったのは、信州佐久郡岩村田の御殿様、内藤志摩守、通称「ひ一郎」を蒔坂左京太夫が訪ねる場面。

 内藤志摩守正誠(まさあきら)は十七歳という若さでありながら幕府の奏者番(大名や旗本が将軍に謁見する際のとりつぎなどをする要職)の大役を務めています。

というのも、この御殿様もわずか十歳にして父親を、前年には祖父を亡くし、若くして家督を継いだから不相応な大役を担っている。そのうえ、御家代々の念願かなって先ごろ御料地に築城を許されたばかり。まるで天下でもとったように鼻が高くなっているんんですね。そんな折、岩村田を通りかかった蒔坂左京太夫が志摩守に会いたいと言い出した。というのも、幼い志摩守の面倒を見た経緯があったからです。(中略)

 一路たちが参勤交代を行ったという設定にしたこの時代、岩村田の御殿様は実際に築城中でした。場所は長野県佐久市にあたり、僕はこの地を何度も訪ねています。城跡らしきものがある以外、当時をしのぶよすがはないのですが、歩いているうちに突然この御殿様のキャラクターが立ち上がりました。

 そこに、世間でうつけと言われている蒔坂左京大夫の「ひーちゃんやーい」という頓狂な声が自分の中に反響した気がして。よし、「これでいこうと思いました。(中略)

 大事なのはその土地の風にあたること。現地で昔の人が吸ったのと同じ空気の中に自分をおいてみて、自分をニュートラルな状態にしておくというのが取材の最も大事なところだと思っています。そうすると、小説の神様が物語のしずくを振り落としてくれる。そのしずくをいかに上手に受け止めるかが勝負です。(以下略)

 

午後、図書館へ明日・「賢治を読む会」の資料を届けに出かけました。

今にも空は、雨か雪が降り出しそうです。

雨雲レーダーを見ると、佐久市周辺・千曲川下流に向けた地域だけがかかっていません。

でも、しばらくして雪が舞い始めました。

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日曜日にネット予約した絵本・『いろいろ1ねん』を、ついでに借りてきました。

ふたごのネズミたちが、うまれてはじめて、ゆきのなかをあるいたのでした。

「ごらんんよ、ゆきねずみだ!」…、これは、きのまわりの、ゆきのかたまりというわけ…。

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ほうきだとおもったのは、木のウッディで、季節ごとに変化を見せてくれます。

9月には、くだものがなり、12月のクリスマスにはネズミたちが、こやしやきゅうこんや花のたねをプレゼントしあいます。

今年は干支がネズミ、その年のはじめに、木が育つ1年を描いや絵本です。

 

その後、雪が降ったり止んだり…、降水量0.5ミリ(6時)を記録しました。

「十三日」のお月さまは見えません。

夜になって、佐久地方に「大雪・着雪」注意報が出ました。

アメダス、最高気温は5.5度(11:44)、日照が無く、底冷えのする一日でした。

明日は、急速に発達した低気圧による大荒れになる予報です。