「佐久の季節便り」、旧暦、四月朔日(ついたち)の朝、冷えて、薄氷が…。

空はよく晴れて、久しぶりに「浅間山」もくっきりと…。

ラジオの気象予報士も、東京・渋谷も快晴だそうです。

グランドに白く霜が見え、井戸端のバケツに薄氷が張っていました。

アメダス、最低気温は氷点下2.2度(5:20)、寒気が流入、午後は曇る予報です。

二十四節気穀雨(こくう)」、まとまった雨がふり、草木が伸び始めました。

シャクナゲ(石楠花)」が、例年より早めに開きました。

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今日は月例のFm放送日、図書館に資料を届けました。

近年、身近に観られなくなった「在来種・スミレ」、図書館・創造館周辺に自生しているか、歩いてみました。

しかし、わずかに数本…、予想以上に数を減らしていました。

子ども頃には、田んぼの土手や道端に、普通に観られたのに…。

寂しいですね、絶滅危惧種ではないが、身近には観られなくなってしまいます。

 

放送内容は、岩村田城址に残る植物「スミレ(菫)」の仲間

(1)在来種・スミレ 多年草

 日本にスミレ属の代表種です。昔から、子どもたちにも「すみれ、たんぽぽ、れんわげそう」と、親しまれてきました。

近年、身近にはほとんど観られなくなってしまいまいました。

それが、岩村田城址・招魂社の庭には、毎年生えてきます。

大事に保護しようと考えています。

植物図鑑には、必ず出ています。

先日、移動図書館車・「草笛号」で借りた本を、放送で紹介しました。

『野に咲く花 便利帖』(みちくさ研究家 稲垣栄洋)

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『歳時記』、四季 色の名前 春の野辺に咲く可憐な花の鮮やかな青紫色 菫色(すみれいろ)を紹介しました。

「スミレ」の名の由来は、「スミイレ」の略で、花の形が、大工道具で、材木に直線を引く「墨入れ・墨壺」という道具に似ているところから…。

 

ここで、CD曲:「夏は来ぬ」(さだまさし1番〜5番まで

この曲は、中学の音楽教科書に載っています。

1番に歌われる、「卯の花・ウツギ(空木)」は、旧暦、四月・卯月の頃に咲く…。

4番に歌われる「オウチ(樗)」の木が「賢治ガーデン」にあります。

その木のルーツは、韮崎の「大村美術館」でいただいた種子です。

成木になって、花が咲き実が着くこと楽しみです。

 

(2)園芸酒のスミレ パンジービオラ

 英語名:「パンジー、和名は「三色菫(さんしきすみれ)で、幕末にオランダ船によって渡来しました。その後、品種改良によって、バラエティーに富む、春から初夏の花壇を彩る代表的な花になりました。

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上の城環境ヴォランティアクラブの中澤さんは、種子から苗を育てています。

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ビオラは、可愛らしさが喜ばれます。

寒さに強く、我が家の軒先に、冬越し株が花開きました。

f:id:yatsugatake:20200423171618j:plain(3)その他、スミレの仲間

タチツボスミレ(立坪菫)」「ツボスミレ(坪菫」は、野山に普通に観られます。また、繁殖力が強い、外来のスミレが観られます。

下の外来スミレは、『写真集 日本のすみれ』(浜 栄助 編著)によると、「プリケアナ」と思われます。

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◎ 「ひろば」の花壇にも、「パンジー」、「ビオラ」がたくさん植えられ、今が見頃です。

午後は、曇りました。

アメダス、最高気温は12.3度815:32)でした。

明日は、不安定な天気になる予報です。