「佐久の季節便り」、「ルナリア・合田草」が、冷たい東風に揺れ…。

どんより曇り空、佐久地方にはまたも「濃霧注意報」が…。

浅間連嶺峰、上半分には白い雲がかかっています。

アメダス、最低気温は8.5度(3:07) 、東からの冷たい風が吹き込む…。

このタイプの風が、夏の時期、東北地方に吹くと「冷害」をもたらします。

「やませ」と呼ばれ、恐れられました。

「ルナリア・合田草」が、結実を始めました。

「ルナリア」の名は、古代ローマ月の女神・「ルナ」に由来します。

円形の果実が、円い月を連想させるからでしょうか…。

「コイン」に見たてて、「コインプラントの名も…。

「合田草」は、日本に導入した人物・合田さんが由来です。

志賀勝:『月と季節の暦』に、「月名(つきのな)植物」の一つとして紹介されています。

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今日は、旧暦四月二十九日、今月は明日が「晦(つごもり)」です。

不安定な天気が続いて、ここ十日間ほどお月さまには出会えていません。

昨日の読売新聞コラム・四季(長谷川櫂)を引用します。

卯の花の満たり月は廿日頃 月居(げっきょ)

 二十日の月といえば、更け待ちの月。月の出を待ちあぐねたころ、夜十時ころに現れる。あたりに白い卯の花が咲き乱れているのだろう。月居は蕪村の門弟。鎌倉、極楽寺坂の卯の花はもう散り果てたろうか。

午後、「ひろば・賢治ガーデン」へ…「卯の花」・「ウツギ(空木)」の様子は?。ヒメウツギ(姫空木)」が開花し、「ウツギ(空木)」はまだ蕾でした。

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昨年「ウツギ(空木)」の開花は、6月に入ってから…、今年も同じ頃かな…。

休校中の小学生たちが、除草のお手伝いをしてくれました。

自ら進んでの積極的な仕事ぶり…、頼もしい限りで感心しました。

 

午後になっても、日差しは鳴く、冷たい東風が吹いています。

先日、移動図書館車・「草笛号」で借りた、南木佳士著の『山中静夫氏の尊厳死を読み始めました。

コロナ対応医療のご苦労と重なり、医療従事者の大変さを思い知らされました。

アメダス、最高気温は13.5度(9:23)、肌寒い一日でした。