「佐久の季節便り」、Fmさくだいら・草木は友だち、「ヤクシソウ(薬師草)」を話しました。

早朝のラジオで、「三重県」「愛知県」が大雨と報じられました。

台風8号の影響が出ているのでしょうか…。

新潟県など日本海側では、フェーン現象による高温も予想されます。

アメダス、最低気温は20.6度(5:32)、暑くなる予報です。

雨の予報もなく、地面はカラカラです。

今朝も、庭先や道路わき花壇のホース水やりが、朝飯前の仕事です。

暑くなる前にと、続けて野良回りし、「スパイダー・モア」で除草…。

ハス田には、大賀ハスが10輪以上が開花していました。

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下の田んぼには、ミズオオバコ(水車前草)」が可愛い花を見せてくれました。

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近寄って、観ました。

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水田の雑草に違いはないですが、除草してしまうにはもったいない可愛らしさです。

小諸市では、環境団体が保護している…と、聴いたことがあります。

 

午後には、月例のFm放送・「草木は友だち」で、「ヤクシソウ(薬師草)」を話しました。

岩村田城址に残る、キク科の越年草

(1)由来がありそうな「薬師草(やくしそう)」

浅い山野や道端に生え、秋遅くまで次々と小輪の花を咲かせます。

岩村田城址の大土手に、雑草のごとく普通に観られます。

しばらく前から、咲き始めました。

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◯名前の由来とされる薬師如来の光背」

根生葉は長楕円形で基部は茎を抱き、薬師如来の光背(こうはい)に似ています。(広辞苑

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CD曲 花火(木村俊満)

(2)「うまごやし」とも呼ばれた「薬師草」

漢字で、「馬肥やし」と書きます。

昔は、「ウサギ(兎)」や「ウマ(馬)」を家畜として飼育していました。

「薬師草」は、家畜の大好物でしたから、岩村田城の厩舎でも使われたと思われます。

馬場の周りにのも生えていたと、思われます。

茎を切ると、乳液が出ることからも「うさぎのちち」とも呼ばれました。

栄養価が高い飼料(えさ)として、親しまれ、今に残っていると思われます。

初夏の頃の若芽は、茹でると人間も食べられます。

(3)丈夫で、作りやすい「薬師草」

黄色の小花は、次第に下向きになり風情があり、鉢づくりにも庭植えにも好適です。小鉢に植えると、それなりに小型になります。気持ちを和らげる薬効『花おりおり』(湯浅浩史)もあるので、自分で育ててみてください。

 

夕方、にわか雨が降りました。

雨量は0、それでもいくらか涼しくなりました。

アメダス、最高気温は、33.1度(12:56)、真夏日でした。

雨上がりの空に、「七月九日」のお月さまが南の空に輝きました。