「佐久の季節便り」、「お月さま」、観望をひと休み…。

10月初の日曜日、どんより曇って、お天気はスッキリしません。

早朝のお月さまにも出会えませんでした。

アメダス、最低気温は13.1度(3:24)、一日中、曇りの予報です。

裏道わき花壇には、「昼咲き月見草」が返り咲きしています。

なかなか繁殖力が強い野草です。

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ここしばらくの、月に関わる写真をまとめて、撮ってみました。

画面の下段に、志賀勝制作の『月暦』の表紙「月を親しむ 月に親しむ」文言通りに、これからも大いに参考にさせていただきます。

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読売新聞コラム・四季 長谷川櫂 「中秋の名月」関連の句や歌が紹介されました。

庵の月主をとへば芋掘りに 蕪村

今夜は中秋の名月。山里の友人を訪ねると留守。畑まで芋を掘りにいったという。芋といえば今は薩摩芋を思い浮かべるかも知れないが、当時は里芋。衣被(きぬかつぎ)にして月の肴にしようというのだ。〜

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 ふりかねてこよひになりぬ月の雨 尚白

 中秋の名月を前に降りそうで降らない。そんな天気が続いていたのだ。ところが、その夜になって降り出してしまった。〜

ありあはす山を身近かに今日の月 飯田蛇骨

 飯田家代々の住まい「山盧(さんろ)」は甲府盆地を見下ろす山の中腹にある。南アルプス八ヶ岳も一望できる。句の「ありあはす山」とは日ごろ見慣れたこれらの山々のこと。蛇骨にとっては名山も「ありあはせ」だった。〜

殷勤(いんぎん)なり 去年の月

瀲灩(れんえん)たり 古城の東  蘇東坡

 律儀にも去年の月がまたお出でなすった。古城の東の水面がきらめいているじゃないか。

なのに私は病を得て破れ窓の内に横たわっている。月は不変、人の身は変転きわまりない。〜

10.1日付け読売新聞コラム・編集手帳 一部を引用します。

◆とはいえ、インバウンドが以前のように戻る見通しはまだない。きょうから政府の旅行キャンペーンに「東京は発着」が加わる。首都と地方の観光業の相互の救いになってほしいものである。天上影は替わらねど/枯栄は移る世の姿ー。土井晩翠『荒城の月』の詞に1か所いたずらをし、「栄枯」の順を逆にさせてもらった。こうすれば悠久不変の月のもと、次は栄える番と受け取れる。◆今宵、中秋の名月。まん丸のお月様が列島の隅々を照らし、踏ん張る人々を励ましてくれることを。

 

日中は、日差しがなく外仕事日和…、端が傷んだ、マルチシートの巻き戻し作業…、頑張って使えるようにしました。

野良回り、周囲の稲田はだいぶ取り入れが済み、あと1週間ほどで終わりそう…。

近くの精米所に出入りする車には、新米の袋が積まれています。

畑に回ると、ニンニク(大蒜)がようやく芽生えてきました。

おろ抜き大根は、径1.5センチほどに太りました。

種子播きして、ちょうど一ヶ月…、秋野菜の生長は目を瞠るばかりです。

アメダス、最高気温は21.5度(12:08)、意外に気温は上がりました。