早朝4時、外はミルク色の濃霧…、その時点で、今日の青天が約束されました。
ラジオの気象予報士も、今夜の名月・「十三夜」に期待をこめての予報でした。
アメダス、最低気温は4.5度(6:07)、やはり、日中は秋晴れの予報です。
朝イチ仕事は、「柿干し」の世話・柿片の裏返し…、今日の日差しはバッチリ、期待できます。
さて、<月>の会のメンバーによる、名月・「十三夜」の「月待」・「観望」の会場は、「岩村田城址」です。
会場を、「岩村田城」・別名「藤が城」に決めたのは、わけがあります。
石碑・「岩村田城址」を撰文した、郷土史家の岩崎長思先生が、当時に「岩村田八景」を提唱し、六 藤城の秋月 があるからです。
藤城は俗称上の城、招魂社付近からの秋の夜の月である。招魂社とさびしくきれいな秋月、町内随一の観月境、誰か清笛を吹奏せざる。誰か想夫恋を弾ぜざる。「ああ月みればちぢに物こそかなしけれわがみひとりの秋にはあらねど」である。復曰く「傍の秋草の花語るらくほろびしものはなつかしきかな」。(以下略)
浅田次郎の歴史小説・『一路』にも登場する「ひーちゃん」こと、内藤志摩守の「城趾」です。
「あすの暦」によると、月の出時刻は16:05(長野)。
集合時刻は16:10、「藤城神社」と石碑・「岩村田城址」の広場です。
石碑の碑文を読みながら、東の空に目をやりながら「月の出」を待ちました。
近くのお住いの、前上の城区長・ボランティア仲間の秋山さんから、「鵲(かささぎ)稲荷神社」について、説明していただきました。
参加メンバーの話では、「恋愛成就」のご利益があると…、有名になっているそうです。
すると、期待通り、白く大きなお月さま・「十三夜」の名月が現れました。(16:25)
「月は東に、日は西に…」、西空には、赤赤と沈む夕日です。
八月・「中秋の名月」に続く、九月・「のちの月」・「十三夜の名月」、これで、両観月(りょうみづき)になりました。
また、「豆名月」、「栗名月」の呼び名も…。
「ゆで落花生」、「小豆つぶあん・最中」をお供えし、いただきました。
気温が下がってきました。
朝の気象予報士が、「月の出は白い月、日が沈むと黄色い月、夜更けには銀色の月…を愛でよう…」と、。
「帰宅してからも、名月を愛でましょう」と、約束してお開きとなりました。
その後、雲間に出たり入ったり…、夕食後、望遠レンズで撮りました。(19:55)
近くに、「火星」でしょうか、明るい星が見えています。
写真には、左上にポツンと写っているんですが…、ちょっと無理ですね。
『月暦』(志賀勝)の「惑星と月遭遇表」によると、「火星」と確認されました。
十三日(10月29日)火星18:00〜3:30 と、あります。
アメダス、最高気温は16.5度(13:13)、秋晴れの素晴らしい一日でした。
明朝は冷え込む予報です。