「佐久の季節便り」、「十日夜(とおかんや)」に「案山子(かかし)揚げ」…。

「濃霧注意報」…、しかし、よく腫れて「浅間山」もくっきり見えています。

屋根に降りた「強い霜」も、日差しとともに融けて、流れ落ちます。

アメダス、最低気温は氷点下0.7度(6:50)、日中は穏やかに晴れそうです。

今日は、旧暦「十月十日」は、正真正銘の「十日夜(とおかんや)」です。

この日、長野県では「案山子揚げ」が行われました。

広辞苑』を引用します。

長野県の一部で行われた農事の祭。10月10日、案山子を田から移し庭先に立てて祭る。

佐久地方では、今でも、丁寧な農家では行います。

祭りの意味は、案山子を田の神の神体として、作物の収穫に感謝するということか…。

我が家では、収穫したねずみ大根を軒先に並べました。

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風も無く穏やかな、まさに「小春日和」になりました。

裏道わき花壇・ダリアの冬越しの仕上げをしました。

株の土盛りに、籾殻をかけて保温し、その上に「アヤメ」の葉を束ねで、風避け霜避けに…。

飾(かざり)にもなるので、一挙両得…、グッドアイディアでしょ。

このやり方で、無事に冬越しできたら、球根の掘り上げ・貯蔵をしなくてすみます。

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木曜日のFm放送、「忍冬(すいかずら」の話をします。

蔓性常緑樹の葉は、見事に紅葉する事実を、観察しました。

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午後は、早めの野良回り…。

彼岸花(ひがんばな)」、「枸杞(くこ)」の株元に、「クリーンユーキ」(堆肥)を散布しました。

畑では、「大蒜(にんにく)」畝間に、敷藁をして保温と風避けに…。

下仁田ネギ」が収穫適期、「殿様葱」の名に恥じない太い立派な葱に育ちました。

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一日遅れですが「勤労感謝の日」、「葱(ねぎ)」を野良土産にして、今までの努力を労い(ねぎらい)、また、「案山子揚げ」とします。

東の空に、半月の膨らみを増した「十日夜(とおかんや)」のお月さまが昇りました。

アメダス、最高気温は11.8度(15:24)、やっぱり「小春日和」でした。