「佐久の季節便り」、「アキグミ(秋茱萸)」にも、野鳥の巣が…。

3時台、「にっぽんの歌こころの歌」、作詞家・丘灯至夫特集でした。

先ず「高校3年生」、「高原列車は行く」…、どれも若い頃に口ずさんだ懐かしい歌でした。

途中で寝てしまいましたが「東京のバスガール」も…。

朝ドラ・「エール」では、主人公と子どもの頃からの友人…、という設定でしたか…。

朝起きると、「浅間連峰」には「雪雲」がすっぽりがかかり、冬型の気圧配置と分かります。

アメダス、最低気温は0.4度(6:46)、雲が切れると気温が上がりそうです。

今日、水曜日は「埋め立てゴミ」回収日、急いでまとめて出しました。

縁先に置いた「シャリンバイ(車輪梅)」の鉢花が、花を咲かせました。

「梅」と言うより、花弁に切れ込みがあり、「桜」の花のようですね。

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バラ科の常緑低木、暖地の海岸に自生…」とあります。

サービスエリアの駐車場、道の駅、などでよく見かけます。

横浜の倉庫が並ぶ公園で観た印象が、強く残っています。

寒冷の佐久では、珍しい植物です。

黒っぽい果実も、観賞価値があります。

 

植物をもう1種、休耕田・「第二賢治ガーデン」の「アキグミ(秋胡頽子・須臾)」を紹介します。

広辞苑』:グミ科の落葉低木。山地に自生、高さ約3メートル・葉は灰白色、銀色の細鱗がある、初夏、葉腋に数花をつけ、白色で、のち黄変、秋、白点が密な紅色の球形果を結ぶ。生食できる。

昨日、実の着いた枝を折ってきました。

干涸らびたり、腐りかけたりした果実も見えます。

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『科の木帖』(宇都宮貞子): 〜立科・浅科・平賀・泉野・開田などではアキグミをヤマゴミと呼ぶ。川端にあって、小さく丸いのが秋赤くうみ、一番うまいグミだと。

確かに、少しだけ食べているうちは美味しいが、すぐに食べ飽きてしまう。

舌が肥えて、やっぱり飽食の時代ですね。

大変な手をかけての「ジャム」作り、これは最高級のはず…、頭が下がります。

秋が深まった今でも、小さな赤い実がびっしりと鈴なり…、野鳥も見向きもしない?

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しかも、何と、枝をかき分けると、鳥の巣が…。

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晩秋に、アキグミの木を見ると、寂しい感じになります。

それは、北原白秋作詞の「砂山」を思い出すからです。

「かえろかえろよ 茱萸原(ぐみわら)わけて」

「すずめさよなら さよならあした」

「海よさよなら さよならあした」

先日、YouTubeで、渥美清さんが歌う、山田耕筰作曲の「砂山」を聴きました。

情景が瞼に浮かび、寂しさがつのりました。

新潟の砂浜からは、「めぐみさん」を思い出してしまうからです。

 

夕方早く、東の空には、白い「十一日」のお月さまが昇りました。

アメダス、最高気温は14.6度(13:36)、日中は小春日和でした。