「佐久の季節便り」、12月1日」、♪さあ行くんだ/その顔をあげて…。

12月1日、「暦」も冬の季節に入りました。

日の出前、山肌が赤みがかった「浅間山裾には帯状の雲が…。(6:58)

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日の出時刻は6:41(長野)、日が昇る位置も、だいぶ南に移りました。

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昨日付け読売新聞コラム・編集手帳 引用します。

米国のオバマ大統領は政治家になる前に、ケニア出身の父親を巡る本を書いた。前書きには<私的な内なる旅の記録だ>と記した。「旅」を意味する英単語は多数あるが、原文はjourney(ジャーニー)である◆そういえば話題の政策の末尾にも同義語がある。手もとの辞典で英語の用法を調べると、travel(トラベル)は、長めの旅行によく使われるらしい◆journeyは特別な意味や目的のある場合にしっくりくる。語源はフランス語の「日」だと知った。太陽が沈んだ後、疲れを癒やす姿が浮かぶ。時の節目に過去を振り返るのは今も変わらぬ人のさがだろう。◆カレンダーを見ると、今日を過ぎれば今年も残り1か月となる。疾病の脅威が気になり、新聞が掲載するグラフの線にため息をつくことが多かった。正月に抱いた願いは何だったか、思い出す。家族や友人がなしとげたことに思いをはせる。◆「journey」と高らかにうたいあげたゴダイゴの曲「銀河鉄道999」(奈良橋陽子山川啓介作詞)を口ずさむ。♪さあ行くんだ/その顔をあげて…。年末まで少しでも前進したい。

 

「ひろば」のボランティア活動は、先月下旬からオフシーズンに入りました。

しかし、今日、「賢治ガーデン」では「落ち葉掃き」を実行しました。

「櫟(くぬぎ)」や「小楢(こなら)」の枯れ葉は、一度に落ちないのです。

春まで、しつこく落ちない葉もあるから厄介です。

<月>の会・会員が自主的に、活動してくださいました。

「植物」は、冬季間も生きています。

「栃(とち)」の冬芽、「冬知らず」の花…。

その生命力に出会い、触れることで、観る者が癒やされます。

「万年青(おもと)」の赤い実にも、元気をいただきました。

ピンぼけ写真は、ご愛嬌…。

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「賢治ゆかり・石鳥谷のやまなし」、株元に「クリーンユーキ(土壌改良材)」を施しました。

花巻市からの、兄弟苗は合計5本…、それぞれの地で冬越しに入ります。

「無事に冬越し、花を咲かせて…、」と、願っています。

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本日付け読売新聞・一面トップ見出しに、学習効果置き去り不安 20以上の国・地域で活用

デジタル教科書を問う 1 記事を一部引用します。

〜日本では2019年度から、法令で教科書は紙とデジタルの併用が認められ、実証研究が始まっている。

 埼玉県戸田市立戸田東小学校では10月、6年生の国語で古郡佳苗教諭が「主人公の様子を表す言葉を選んで」と指示した。児童らは手元の端末画面で宮沢賢治の童話「やまなし」を読み、専用ペンで言葉をなぞって選択した。(中略)実際に授業で使う教員からは「子供は端末を操作すると勉強したつもりになるが、実際は知識や思考が定着していないこともある」との声も聞かれる。

 日本に先駆けて導入した海外では、学習効果が疑問視されるとして紙に戻した学校や、巨額の費用負担に耐えられず事業が頓挫したケースなど、運用を見直した例も少なくない。

教科書は、紙にしろデジタルにしろ、「やまなし・実物」が意識されなくては、学習は成立しない…。

その意味からも、実物の植栽・観察が必要と思われます。

 

今夜・「十七日」のお月さまが、東の空に昇りました。

アメダス、最高気温は11.0度(14:10)、12月初日は、穏やかな一日でした。