「佐久の季節便り」、バッチリ、東天に細い「有明の月」…。

5時半にアラーム、空はよく晴れているようです。

新聞を取りに出ると、明けやらない地面には白い霜が…。

期待の細いお月さまは、まだ出ないか…、寝床に戻りました。

月の出時刻は、4:52(長野)、約、1時間後、2階のベランダへ…。

バッチリ、お月さまは隣のアパートの屋根の上に…。

低い位置なので、意外にも電線が邪魔して、しばらく場所選び…。

「二十七夜」・細いお月さまです。(5:56)

儚げな、有明の月、、清少納言も喜びそうな枕草子の月」ですね。

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月と暮らす』(藤井旭から「有明月」を一部引用します。

 有明というのは夜明け、明け方のことです。つまり、「有明の月」とは、夜明け前にまだ残って見えている月のことで、朝より少し前のころの月の呼び名なのです。「有明」だけでも、有明月のことを指します。

 弾性が女性のもとに通っていた平安時代、夜明けのつらさを詠う歌によく登場します。

 たとえば、九条兼実は詠みます。

 帰りつる名残の空を眺むれば

  なぐさめがたき有明けの月

アメダス、最低気温は氷点下6.6度(6:45)、予報よりはやや高めですが、日中は気温は上がらない予報です。

強い、冬型の気圧配置で、県北部飯山地方には「大雪警報」…、現在の積雪は早くも30センチ…。

朝日が差し始めると、細いお月さまは、白んだ青空に溶け込んでしまいました。

 

明日からは、2月も中旬に…、冬越し中の野菜は、傷まないうちに早く消費しないと…。

「大根」は、定番の「おでん」にして、いただきました。

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7日付。読売新聞・コラム「編集手帳を引用します。

NHK大河ドラマはひとつ前が「いだてん」で、テーマは五輪と日本人だった。続いて明智光秀の生涯をたどる「麒麟がくる」。制作発表を聞いた頃、変に納得した。ゴリン、キリンなんだと◆内心、光秀で共感は広がるのかとも案じた。謀反に及び、主君・織田信長を討った男だ。ただし、動機は諸説入り乱れる。歴史ファンは推理に駆られ、しかるべき事情もあったかと思えば、同情する向きも多いらしい◆信長から無理を言われ、しかも辱められたからとの見方は根強い。作家の菊池寛は<一生を悲劇に終始するやうに生れついた、憐れむべき運命の子>と記す。(「少年日本武将合戦物語」)◆NHKは戦国の世をスマホに映し出す妙なミニドラマ「光秀のスマホ」も流していた。信長配下のストレスとネット空間のそれを重ね、笑わせた。息苦しい上下関係がある限り、日本人は光秀を愛するのかもしれない◆大河ドラマ本編は主要キャストの交代、コロナによる撮影中断に翻弄され、異例の越年に。今夜、ついに最終回。麒麟が来るかどうかはともかく、折から気になることがもう一つある。五輪は来るのか。

終わってみれば、順当な「しかるべき事情」説…、論調通りですね。

桔梗紋・光秀と知って、「…であるか、是非もなし…」は、信長の潔さ…。

狡猾とも見える細川藤孝、俊敏な羽柴秀吉の動き、意外だが、これが戦国時代の常套手段…。

主人公光秀は、死なずに生き残っている…。

真偽はともかく、大河ドラマらしいフィナーレで、胸をなでおろしました。

 

アメダス、最高気温は2.1度(14:38)、寒風吹きすさぶ、一日でした。

軽井沢は、真冬日を記録したそうです。