「佐久の季節便り」、「光の春」、今日は、冬の寒さに…。

外から、元気な子どもの声が響きました。

窓を開けると、小学生たちが登校中…、何時かな、ジャスト7時半…。

こちらも、元気をいただく瞬間です。

浅間山は、裾には雲の帯、火口から白煙…。

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アメダス、最低気温は氷点下4.6度(4:20)、冬型気圧配置、日差しは十分の予報です。

昨朝のこと、野鳥が木の枝に佇んでいます。

ツグミ(鶫)」であることは確かですが、丸々として別の鳥のようです。

防寒対策で、羽毛を膨らませているのです。

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時々、頭を動かして、羽毛づくろい…?

野鳥たちも、春が待ち遠しいようですね。

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さて、3月を前にして、太陽高度も高まり、日差しには強さが感じられます。

以前から「光の春」という言葉を、聞いたことがあります。

『月曼荼羅』(志賀勝)・正月十三日 光の春? 一部引用します。

 ここ何年間か、立春を過ぎたころのテレビの天気予報で「光の春」という表現をよく耳にするようになった。意味するところは、「暦上は立春を過ぎたがまだまだ春ではない」。この光の春の項目がある倉嶋厚さんの『季節の365日話題事典』が出版されたのが2003年なので、気象予報士はこの本を読んで早速これを利用したのでは、と思われた。これに限らずテレビの横並び報道にはビックリさせられることが多いが、倉嶋さんが説明しているように、光の春はロシア・モスクワ近辺の自然誌にある言葉で、高緯度地域の状況を感じさせる素敵な言葉ではあっても、日本列島全体に向けた表現としては不適切。大寒時季に底を打つ低温、太陽の高度や滞空時間、これらはごく小さな変化ではあっても冬が終わったことを示すシグナルである。兆しに敏感で、春を早く捉えた先人の間隔も重要だが、立春、雨水、啓蟄という季節の推移は実際に動植物界に起きる変化をもよく表している。

近年、地球温暖化の影響からか、気象と暦とのズレが、以前に増して感じられます。

微妙な季節の移ろいを表現する詩歌・文学…、これからは、実感が伴わず、味わえなくなってしまいます。

「生物ごよみ」の動植物も、削減されるとか…。

その理由はともかく、自然観察の楽しさも削減…が心配です。

 

今日は、日差しがありながら、気温が上がらず、冬の寒さです。

「十三日」のお月さまが、東の空に昇りました。

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アメダス、最高気温は4.1度(13:54)、風も強く、寒い一日でした。

明日は、高気圧に覆われて、洗濯日和・好天気の予報です。