「佐久の季節便り」、賢治流「マグノリア」は、「辛夷(こぶし)」のこと…。

目覚めたら5時前、外に出ると、頬に霧雨がしっとりと‥。

期待の「二十三夜待月」は、文句なしに諦めです。

新聞を取って寝床に戻ると、急に、雨音が激しくなりました。

アメダス、最低気温は6.3度(8:06)、雨量は0.5ミリ(5時)でした。

季節は、二十四節気清明(せいめい)」・七十二候:「玄鳥至(げんんちょういたる)」

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もう、そのような季節になるんですね。

子どもの頃、燕が、居間の天井で、営巣していたっけ‥。

「窓を閉めたら、燕はどうするか‥?」、子どもながらの意地悪な実験‥。

間を15センチほどに狭めても、見事に通り抜けていました。

もうとっくに時効‥、白状しました。

木蓮(もくれん)」や「四手辛夷(しでこぶし)は、今が満開‥。

近所の「白木蓮(はくもくれん)」も満開に‥。

 

しばらく前から、「ひろば・賢治ガーデン」の「辛夷(こぶし)」が、白い花を風になびかせています。

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宮沢賢治の作品に、マグノリアの木」二人の童子の問答歌があります。(『あまの川』)

  サンタ・マグノリア

「サンタ・マグノリア、枝にいっぱいひかるはなんぞ、」

「天に飛び立つ銀の鳩。」

「セント・マグノリア、枝にいっぱいひかるはなんぞ。」

「天からおりた天の鳩。」

まだ若木ですが、枝に光る花は、まるで白鳩のようです。

遠景・奥に、白銀・白煙の「浅間山が‥。

 

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明日火曜日は、ボランテイアチームの活動日です。

UEBC(上の城ボランティアクラブ)の活動日と重なってしまいました。

そこで、「賢治ガーデン」の作業の段取りとして、「藤袴(ふじばかま)」の株元・土を、スコップで持ち上げておきました。

「桔梗」や「松虫草」など残したい大切な芽生えを傷めないように、株回りを削って目印としました。

作業中、二人の知人が、声を掛けてくれました。

こうあってこそ、「交流ひろば」と言えますね。

 

我が家の「片栗(かたくり)」、4個目の花が開きました。

春休み中、中学生の孫娘も、2枚葉それぞの大きさの違いなど、興味をもって観察しています。

それに、小さな1枚葉・2年生の芽生えは、来年以降、どのように生長するのかな?

葉の表面にある、不思議な斑模様‥、「賢治の短歌」に詠まれていたなー。

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アメダス、最高気温は12.0度(3:09)、日中は11.4度(13時)、気温は上がりませんでした。

明日の朝は、霜予報が出ました。