「佐久の季節便り」、「蛍袋(ほたるぶくろ)」・「雨降り花」が、雨に濡れて…。

未明から、雨が降り続いています。

気象情報の予想通り、佐久地方も雨になっています。

「二つの低気圧に、南から湿った風が流れ込んで…」と、解説…。

「梅雨前線」による雨ではないのが、不思議な感じです。

アメダス、最低気温は15.6度(5:14)、雨が降り続く予報です。

 

「蛍袋(ほたるぶくろ)」の壺状の花弁が、雨粒をかわして、内部を守っています。

子どもの頃、「雨降り花」の名を教えられました。

長雨の時期に身を守る、巧みな構造・戦略なのですね。

「螢」を入れる袋ではないようです。

形の上からは「火垂る」、つまり「提灯」…。

親しみを込めて、「提灯花(ちょうちんばな)」の呼び名もありますね。

f:id:yatsugatake:20210619082042j:plain

咲き揃った「ジニア・ザハラ」の花々は、まともに雨粒を受けています。

f:id:yatsugatake:20210619081946j:plain

今朝も尾長(おなが)が、群れで鳴いています。

f:id:yatsugatake:20210618113807j:plain

最近、郭公(かっこう)も含めて、野鳥たちが大騒ぎ…、電話で、鳥の専門家に、そのわけを尋ねました。

「野鳥同士の縄張り争いで、尾長が郭公に対して危機感を感じているのだろう…」とのことです。

なるほど、最近の「郭公」の様子からも納得です。

妻が、「鵯(ひよどり)が、尾長に追われていたよ」と報告…。

さすがの「鵯」もおとなしく、「翁長」には勝ち目がないようです。

 

雨に降り込められ、部屋で「新聞」の整理…。

読売新聞・編集手帳 一部を引用します。

じめじめと雨の古日に思い出す本誌俳壇の入選作がある。<全身が精神力のなめくじり>(栃木・あらゐひとし)◆選者の矢島渚男さんが生物学の視点を交えて絶賛していた。<ナメクジはカタツムリが進化して殻を無くした。目も触覚も肺もある。無防備だから、全身に神経に神経が張りつめているのだろう。それを「全身が精神力」と表現した。面白い>◆疲れたりしないのだろうかと。その生き方に妙な共感を抱いてしまう。(以下略)

永六輔さんが5年前に亡くなったとき、小林亜星さんは本紙の取材に盟友の残した歌の詞を口ずさんだ。誰もが永さんの代表作とはみなさない歌である。♪ババンババン バンバン いい湯だな◆永さんとは戦時中の疎開先が近かったため思い出を語りあった。「僕は親の差し入れを教師が食べるのを見た。ひもじさ、理不尽さ、終戦の開放感。それが僕らの世代の原点です」◆「いい湯だな」(作曲・いずみたく)は人気番組「8時だョー全員全員集合」に使われた。「楽しく生きることを肯定している。戦争で心の傷を受けた僕たちにとって、子供たちを幸せに育てることは切実な願いでした」◆「寺内貫太郎一家」の貫太郎役が印象的な亜星さんだが、人生の比重は大きく作曲活動にあった。♪この木なんの木 気になる木。♪レナウン娘が ワンサカ ワンサー。アニメの主題歌では「魔法使いサリー」や「ひみつのアッコちゃん」だろうか。かつて耳になじんんだメロディーを次々浮かべながら、悲報に触れた方は多かろう◆亜星さんが88歳で亡くなった。楽しく生きることを調べに乗せ、ささやいた人だろう。

 

妻の「傘寿記念」・「ボナンザ・ピーチ」が完熟近し…。

「桃栗三年柿八年」、確かに早い…、実りは嬉しいですね。

f:id:yatsugatake:20210619083345j:plain

一日中、降ったり止んだりの雨、夜になってようやく上がりました。

トータル雨竜は14.0ミリ 1,0ミリ(2時)〜 0..5ミリ(20時) まとまった量になりました。

アメダス、最高気温は19.2度(14:43)、「梅雨寒(つゆざむ」」の一日でした。