「佐久の季節便り」、雨中も鳴き続ける、「草雲雀(くさひばり)」…。

昨夜、就寝すると、間もなく雨音がしてきました。

予報通り、「台風16号」の雨か…。

朝になると、まだ小雨がそぼ降っています。

「草雲雀(くさひばり)」は、やっぱり、雨中でも元気に鳴いています。

アメダス、最低気温は16.5度(4:58)、台風の中心は、八丈島辺りですが、甲信地方にも影響は残りそうです。

10月1日、初の金尿日で、古紙の回収日…、小雨の中をステーションに出しました。

8時過ぎ、回収車は、いつもより早めに来てくれて、あまり濡れずにすみました。

 

金曜日は「ひろば・植栽ボランティア」の活動日、小雨決行でした。

皆で、整枝の後片付け作業をしました。

その後、日頃、気になっていた、駐車場と歩道・縁石の間に砂詰めをしました。

雨で、落ち着いたところで、仕上げをする予定です。

「賢治ガーデン」に、「アゲラタム」によく似た花が咲いています。

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苗を植えた人から「藤袴(ふじばかま)」の名を聞いて、半信半疑でした。

この頃、『趣味の園芸』を見ていたら、「青色フジバカマ」とあり、納得しました。

学名は、コノクリニウム・コエレスチヌム。以前はフジバカマと同じユーパトリウム

属に分類されていたため、ユーパトリウムの名でも流通しています。花が似ていることから、宿根アゲラタムと呼ばれることも。北米原産で、草丈は約1m。地下茎で猛烈に増えます。

改めて、「青色フジバカマ」の群生を撮りました。

向こうに、キク科・「フジバカマ」が花を着けています。

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午後も、小雨が降ったり止んだり、三浦半島、房総半島周辺は大荒れのようです。

相変わらず、「草雲雀」は雨中で鳴いています。

タイトルが同名の『草雲雀』、興味深く読み切りました。

登場人物の、清

吾と女中のみつ…、愛情物語の仲を取り持ち、恋の歌をうたう、重要なシチュエイション…。

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「草雲雀」が描かれる、叙述を拾ってみました。
「せめて草雲雀は広いところへ放ってやろう」

清吾に言われて、みつは素直に竹籠を持ち、縁側へ出た。跪いたみつは竹籠を開けて庭にかざした。やがて月の光に誘われるように虫が外に飛び出した。

〜清吾はふと涙ぐみそうになった。自分とみつにはこの狭い虫籠から出ていく日がはたしてくるのだろうか。

物語の進行中、このような「草雲雀」についての表現は、何度か出てきます。

そして、最終ページに登場します。

草雲雀は恋しい相手を思って一晩中、りり、りり、と鳴くのだという。

清吾は草雲雀の鳴き声が耳の中でするのを聞いた。

りり、りり、りり

「わたしもみつも草雲雀だ」

清吾は、みつを背負う腕に力を込めると、草雲雀の鳴き声に合わせしっかりと夜道を歩いていった。

何度か、目頭が熱くなりました。

『天に星 地に花』にも登場する「家老」の生き様…、偶然にも共通しているのです。

それと、物語の主人公はどちらも、家の長男・嫡男ではなく、次男坊・三男坊なのです。

どちらも、わけありの境遇・ハングリー精神に燃える、壮絶な生き様が、物語になるのでしょう。

秋の夜長、虫の音を聞きながら、物語に浸ってみましょう。

午後2時頃、雨が上がったようです。

台風の状況が放映されると、雨雲は、長野県にはかかっていません。

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民放テレビで、「コスモス」の品種が紹介されました。

チョコレートコスモス」、「ダブルクリック」、そして、「シーシェル」です。

「シーシェル」は、以前に栽培したことがあります。

来シーズンには、これらの品種も栽培してみようと思っています。

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アメダス、最低気温は16.3度(12:48)、最高気温は17.2度)11:50)、18.6度19:23)

雨量は、3.5ミリ(1時〜7時)、2,0ミリ(12時〜14時)、トータル5.5ミリでした。

明日は台風一過の晴天、気温も上がる予報です。