」「佐久の季節便り」、「竜胆(りんどう)」は、霜(しも)ニモマケズ…。

昨夜、その後の雨は、1.5ミリ、内訳は、1.0ミリ(21時)、0.5(22時)。

朔日の雨は、トータル9.5ミリのまとまった量になりました。

雨が上がり、冬型の気圧配置になり、浅間連峰は黒い雪雲に覆われています。

アメダス、最低気温は2.8度'6:57)、晴れても気温は上がらない予報です。

軒先に置いた鉢には、「ガーベラ」が大輪の花を咲かせています。

大鉢は、室内には置けないので、ビニールハウスで冬越しを試みます。

f:id:yatsugatake:20211123090313j:plain

今日は「勤労感謝の日」、火曜日なので、「ひろば・賢治ガーデン」へ様子を見に行きました。

落ち葉が気がかりだったのですが、風が強過ぎて、落ち葉掃きは諦めました。

南斜面には、その名も「冬知らず」が、咲いています。

カレンジュラ」の仲間で、カレンダーと共通な語源とか…。

寒さにマケズ、冬中、楽しむことができます。

f:id:yatsugatake:20211123112104j:plain

「金盞花(きんせんか)」と、よく似ていますね。

実は、ずっと昔は「金盞花」と呼ばれる本家だったのです。

f:id:yatsugatake:20211123112136j:plain

ところが、、唐から渡来して「唐金盞花」と呼ばれたものが、本家の「金盞花」の名を乗っ取ってしまったのです。

仕方なく、頭に、本物を示す「本」を付けて、「本(ほん)金盞花」の名で落ち着きました。

聞くも涙の物語…、植物の世界にも、こんなことが起こるんですね。

同じ土手には、何と「竜胆(りんどう)」の花が、咲いています。

f:id:yatsugatake:20211119114712j:plain

清少納言は目敏く気づいて、枕草子』64段に記しています。

竜胆(りんどう)は、枝ざしなどもむつかしけれど、異花(ことはな)どもの皆霜枯れたるに、いと花やかなる色あひにてさし出でたる、いとをかし。

(現代語訳)

 竜胆(りんどう)は、枝ぶりなんかは見苦しいんだけど、他の花がみんな霜で枯れてしまっているのに、すごく華やかな色合いでさいているところは、めちゃくちゃいいの。

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜でも、「竜胆(りんんどう)」の花は、重要なモチーフになっていますね。

生花の材料にも、重宝されています。

f:id:yatsugatake:20211119223221j:plain

午後は、強風の中、キウイフルーツ」の大掛かりな剪定の、後始末を進めました。

枝や蔓をまとめ、庭木の手入れの際に、業者に処理をお願いする予定です。

枯れ葉は、堆肥にして、土に返すことにします。

 

アメダス、最高気温は11.1度(12:51)、最大風速は、最南西の風5.9メートル(14:10)、

明日は、長野県内に「雪だるま」マークが並びました。