「佐久の季節便り」、「お事汁」は、野菜の具だくさん…。

早朝のラジオから、「今日の誕生日の花は、宿木(やどりぎ)…」花言葉:困難に打ち勝つ

木々の葉が落ちたおかげで、「西洋宿木」の存在が、「ひろば」でも、落葉樹・「花海棠」、「大山桜」で、確かめられました。

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アメダス最低気温は、氷点下4.4度(6:23)、気象予報士は、「日中は、日差しの温もりが感じられます。」冬支度のためには、貴重な日になりそうです。

 

朝食に、昨夜に調理した「お事汁」をいただきました。

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レシピは、『七十二候の楽しみ』を参考にしました。

具だくさんの「六質汁(むしつじる)」に、「橅占地きのこ」と「大角豆・ささぎ」を加えたので、「八質汁(やしつじる)」…。

具だくさんの味噌汁は、寒い冬には、ピッタリですね。

「事八日」の日ばかりでなく、時々、「八質汁」を作りましょう。

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「やどりぎ」を、『賢治童話 ビジュアル事典』から引用します。

さまざまな木の上に宿る寄生植物なので、宿り木といいます。

樹木の枝の間に根をおろし、その樹木から水分や養分をもらいながら直径40〜60cmの丸い株をつくります。

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再生、魔よけ、幸せの木

不思議な形と性質を持つやどりぎが、古代ヨーロッパでは再生をもたらす神聖な木とされてきました。北欧ではやどりぎを使った、光の新生を願う儀式があります。クリスマスの飾りにも利用され、「恋人たちがやどりぎの下でキスをすると永遠に結ばれる「という言い伝えがあります。

賢治童話・「水仙月の四日」に、雪には風でかいがらのようなかたちがつき、そのいただきには、一本の大きな栗の木が、美しい黄金(きん)いろのやどりぎのまりを付けて立っていました。

万葉集に詠まれたやどりぎ

やどりぎは、古くは「ほよ」と呼ばれており、万葉集に詠まれています。

あしひきの山の木末(こぬれ)のほよ取りて かざしつらくは千年寿ぐとそ 大伴家持

山の木の梢のやどりぎをとって髪にさしたのは、千年の長寿を願う気持ちからです、という意味です。冬枯れの風景の中でも鮮やかに輝くやどりぎに、強い生命力を感じていたのです。

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「ひろば」で、「宿木」の着生が確認できたのは、野鳥が種子を運んでくれた証拠です。

ということは、「ひろば」に自然の生態系が…、嬉しいことです。

 

好天気に誘われて、冬支度の片付け、清掃仕事…、「鉢花」部屋への取り込み…。

吹き溜まった縁の下の落ち葉をブロワーで清掃…。

二階のベランダ・簀の子の間のゴミ出し…。

 

アメダス、最高気温は12.6度14:52)でした。