雨上がり、辺りはしっとりと…、佐久地方には「濃霧注意報:が…。
昨夜の雨量は、6.5ミり(22時〜1時)、意外に短時間の大瀬でした。
今日は、「ひろば」・なないろボランティアの活動日、初めに、芝エリアの落ち葉清掃…。
「賢治ガーデン」は、入口のグランドカバー・イチゴを、家から事前して補植しました。
続いて、板や丸太ベンチ・スツールに防腐剤塗り…。
山葡萄・三角蔓の蔓を支えるために、生け垣の横・山道にトンネル作り…。
佐久ケーブルテレビが、作業ぶりの取材がありました。
作業が終わったところで、お目当ては「やまなし」の蕾が開いたかどうか…。
近寄るとバッチリ、期待通り、花が咲いています。
雄しべの葯(花粉袋)が、よく目立ちます。
「賢治ガーデン」から、説明板のある、「ひろば」の北西隅に移動してみました。
こちらの株も見事に咲いています。
近寄って観ると、蜜蜂が大活躍しています。
花が込み過ぎているので、アブラムシ対策のためにも、花の間を透かし、摘花の必要があります。
さて、皆さんは「梨8なし)」の花を、どう観賞しますか?
梨の花、世にすさまじきものにして、近うもてなさず、はかなき文付けなどだにせず。
愛敬(あいぎょう)おくれたるひとの顔などをみては、たとひに言ふも、げに葉の色よりはじめて、あいなく見ゆるを、唐土(もろこし)には限りなき物にて文にも作る、なほさりとも、やうあらむと、せめて見れば、花びらの端に、をかしきにほひこそ、心もとなうつきためれ。
楊貴妃の、帝(みかど)の勅使に会ひて泣きける顔に似せて、「梨花(りくわ)一枝、春、雨を帯びたり。」など言ひたるは、おぼろげならじと思ふに。なほいみじうめでたきことは、たぐひあらじとおぼえたり。
前半は、どうやら「梨の花」の評価は低く、後半に、白楽天が『長恨歌』に詠んだ例を出して、やはり(梨の花が)たいそう素晴らしいことは、他に類がないだろうと思われた。
梨の花の素晴らしさを、認めているようです。
もっと、積極的に素晴らしさを認めて欲しいものです。
読売新聞 一面トップ 見出しは 露、「マリウポリ掌握」プーチン氏製鉄所封鎖継続
こんなニュースが連日聞かされて、憂鬱です。
そして、柳生博さんの訃報に接しました。
編集手帳 一部を引用します。
〜🔹都会を離れ森作りを手がけたのは俳優業が売れ始めた40歳の頃で、「子供がいじめを受け家庭が壊れかけた」ことに端を発する、長男の園芸家・真吾さんが、がんを患い47歳で早世したのは今から7年前のことだった。なくなる直前まで庭園の手入れを心配し、「カタクリの花を見たい」と父に勝っていたという🔹折しもカタクリの花の咲く季節に柳生さんは逝った。山梨県北杜市の自宅で安らかに息を引き取った。明るい森に鳥の鳴き声も響いていただろう。
同年輩の方が亡くなると、いっそう寂しさを覚えます。
ご冥福をお祈り申し上げます。
午後、日が傾いてから野良回り…、「第二賢治ガーデン」ミニ耕耘機を動かしました。
「陸羽132号・賢治米」の標本栽培のために、田起こし、「花菖蒲」栽培地も耕しました。
アメダス、最高気温は24.5度(12:59)、辛うじて「夏日」をのがれました。