「佐久の季節便り」、岩村田小・4年生が、「藤城神社」「岩村田城址・石碑」と「岩村田ヒカリゴケ」を学びました。

朝から曇り空です。

アメダス、最低気温は18.1度(6:21)、夜には「雨」の予報も出ています。

タイトルの校外学習は、小学4年生には、曇り空はむしろありがたいです。

岩村田小学校は、岩村田城・本丸跡地に建っています。

というわけで、校外学習が計画されました。

画面左が、「藤城神社」の石祠です。

岩村田藩の最後の殿様・第七代内藤志摩守正誠(ないとうしまのかみまさあきら)が、明治4年、廃藩置県の年に、ご先祖・歴代藩主を祀るために建立しました。

右が、鳩山一郎の署による岩村田城址」の石碑です。

石碑の裏面には碑文が刻まれています。

郷土史家・岩崎長思の撰文 書架・大森萬里の書

碑文は、汚れ、文字は潰れ、崩字のために読みづらいです。

数年がかりで、なんとか書き写すことができました。(記載略)

4年生には、難しい文字・内容です。

読み取りは、今日一日で終わることなく、大人になっても挑戦してほしいものです。

最後の殿様・内藤志摩守正誠は、江戸幕府の大役もつとめました。

浅田次郎歴史小説・『一路』にも登場していますので、読んでみてください。

文庫本でも出ています。

関心のある方々が、全国から訪れています。

 

次の見学地・「岩村田ヒカリゴケ」は、国の天然記念物です。

日本で初の発見ということで、価値が認められました。

岩村田城址の東側の崖・洞窟内に見られます。

説明板にあるように、最初の気づきが、通学途中の中学生(現・野沢北高生)ということが素晴らしいことです。

「光る土」を学校の博物教師に見せ、またそれを大学の専門家に送り、「ヒカリゴケ」と鑑定されました。

この3者が見事に連携して、日本初の発見につながったのです。

午後、「ひろば・賢治ガーデン」の様子を見に行きました。

「麝香アゲハ」の食草・「馬の鈴草」の株分けされていました。

「蛹」や「幼虫」が、寒い冬をどう過ごすか、観察していきます。

 

夜遅く、雨が降り始めました。

アメダス、最高気温は28.1度(13;47)、「夏日」、蒸し暑い日でした。