今朝も「濃霧注意報」、またまた、強い霜が降りました。
「浅間山」に冠雪、北の窓からはっきり見られました。
裾には、雲がかかっているようです。
アメダス、最低気温は氷点下1.3度(6:41)、強い霜が降りて、氷が張りました。
昨夜の予報では、確か0度でしたが…。
ラジオの気象予報士が、「日中は、日差しの温もりが感じられる…」と、告げました。
また、「1円玉のお天気」、つまり、崩れようのない好天気だそうです。
外に出てみると強い霜で、「白詰草」の葉が真っ白です。
隣の「冬菜」や「小松菜」も、霜で覆われています。
今日は、「第二賢治ガーデン」で、晩秋の「木の実」の取材です。
強い霜で、ハスの葉がすっかり枯れて、晩秋の趣が感じられます。
落葉低木の「秋茱萸(あきぐみ)」・「枸杞(くこ)」が、どちらも、小さな赤い実を着けているのです。
真丸な小さな赤い実、昔は食用にされました。
『科の木帖』(宇都宮貞子)に、「山ごみ」、「稲刈りぐみ」「川原ぐみ」などの地方名が、数多く記されています。
各地に、多様な地方名があるということは、それだけ、暮らしに関わりがあったという証拠です。
「秋茱萸」は、美しい葉、芳香のある花、美しい独特な実。
今では、観賞用栽培がお勧めです。
そうそう、北原白秋作詞の「砂山」に、「かえろかえろよ 茱萸原わけて…」がありますね。
防風・砂効果で、浜の後退を守るには、枝葉の茂る「秋茱萸」がピッタリです。
白秋が散策した、新潟・寄居浜で感じたインスピレーションなのです。
トピアリー・装飾的刈り込みについても話しました。
「秋茱萸」は「コトネアスター」より、枝葉が大きくて、材料としては不利です。
でも、離れて見れば、それらしい形に見えるはずです。
「どう? ハットしましたか?」
「枸杞(くこ)」は不思議ですね…、花と果実が共存しています。
以前、クコブームが起きました。
今では、熱気が冷めましたが、滋養強壮の「薬膳料理」には、欠かせない食材です。
「花おりおり」(湯浅浩史)に書かれています。
秋の取り入れが終わった「向田(むかいだ)」田んぼ…。
赤い実、霜に負けない緑の葉、紫色の花が、辺りにひっそりと、彩りを添えています。
今日は、旧暦・十月二日、さて「二日月」の観望です。
西空が晴れたのに、残念、月齢0.7 若過ぎて、明るいうちに沈んでしまいました。
日の入り時刻16:58(長野)、月の入り時刻17:24(長野)時間差が、わずか26分間。
明日の三日月は、二日月並みに細いはず、乞うご期待です。
アメダス、最高気温は15.1度(13:19)、日中は穏やかでした。