「佐久の季節便り」、寒さに負けず、「冬知らず」の花が咲いて…。

今朝も、冷え込みました。

裏のグランドは、強い霜で真っ白です。

アメダス、最低気温は氷点下1.6度(6:23)、日中は暖かくなりそうです。

この寒い時期に咲いている花といえば、「野菊」の仲間と、この「冬知らず」だけ?

名前の通り、「冬の寒さを知らない」…かのように、元気に咲いています。

近寄って観ると、小さな「金盞花(きんせんか)でしょ…。

そう、実は、もともとこの花が、正真正銘の金盞花だったのです。

その後、中国から渡来した、大きな花を咲かせる「唐金盞花」に、母家を乗っ取られてしまったのです。

仕方なく、本当のということで、「本金盞花」を名乗りました。

寒さに強いことからの「冬知らず」、属名のカレンジュラ」…。

これらの呼び名が、その姿にお似合いですね。

昨日の読売新聞コラム・「四季」に、宮沢賢治の「雨ニモマケズ手帳」が紹介されました。

右側は、小生所蔵の手帳・「レプリカ」です。

ぅ日は、Fm放送・「草木は友だち」で、秋の七草山上憶良)の「あさがほの花」を話しました。

(1)「あさがほ」は、ご存じ、今の「朝顔」ではありません。

諸説ありますが、「桔梗(ききょう)」が定説になっています。

「桔梗」は、凛とした青紫色、気品のある姿が日本人好みで、「盆花(ぼんばな)」としても親しまれてきました。

近年は、絶滅が危惧されています。

「白花」や「二重」「八重」咲きの園芸種が栽培されます。

「阿利乃比布岐」平安時代の辞書)「蟻の火吹き」の意味です。

子どもは、花を巣にかぶせ遊んだ。花を蟻が噛むと蟻酸が作用し、赤く変色する。古の人は。蟻が火を吹いたようだと、名にしたのです。

(2)俗名:盆花(ぼんばな)紫花(むらさきばな)

生薬名:桔梗根(ききょうこん) 薬効:鎮咳 去痰 

^薬用としても栽培されて落ち、長野県は有数な産地です。

「雄蕊先熟」で、自家受粉を防ぐ

★ 直根性の太い根のために、移植は難しい。

◯株の殖やし方は、種播きしてそのまま伸ばす。

ポット苗の根土を崩さずに、植え付ける。

今夕、期待の「三日月」は、西空・帯状の雲に隠れてしまいました。

 

アメダス、最高気温は15.6度(15:05)でした。