二十四節気:「大雪(たいせつ)」に入って、二日目の朝です。
内陸の佐久地方は、雪は降らず、厳しい冷え込みになります。
アメダス、最低気温は氷点下3.5度、予報の0度をかなり下回りました。
よく晴れて、「放射冷却」の効果が働きました。
佐久ケーブルテレビの取材、10時の約束で「市民交流ひろば」へ急ぎました。
12月はクリスマスの月…、というわけで、先ず「西洋ヤドリギ」を紹介しました。
宿主の「花海棠(はなかいどう)」が落葉し、大きな鞠(まり)のように目立って見えます。
宮澤賢治は、この不思議な植物に関心を持ち、作品に登場させています。
近年、ヤドリギ属・「西洋宿木」は、めっきり数を減らしています。
どうやら、マツブサ属・「穂咲きヤドリギ」に駆逐されているように思われます。
近くで手に取るように観られるのは、本当にラッキーなことです。
「ひろば」の「花海棠」に着生し生育中…、まさに自然の恵み・「ひろば」の宝物と言えます。
北陸新幹線の列車の窓からも見えるんですよ。
先日、あさま号・長野行きで、確かめました。
対生する2枚の葉を、賢治は「トンボのはね」に見立てています。(「若い研師」)
賢治は、もう一つの国への飛行願望を見ているようです。(『宮澤賢治・花の図誌』)
『万葉集』:「ほよ」の名で呼ばれ、一首が載ります。
あしひきの 山の木末(こぬれ)のほよ取りて かざしつらくは 千年寿(ちとせほ)くとそ
古代ヨーロッパ:再生をもたらす神聖な木、北欧では光の新生を願う儀式があります。
また、クリスマスから新年にかけて、ドアに宿り木の束を吊るして、家内安全を祈願します。
「恋人たちが宿り木の下でキスをすると永遠に結ばれる」という言い伝えも、広く知られています。「魔除け・幸せの木」
「ひろば」の「蔓・匍匐性琴音アスター」は、今、赤い果実を着けていて、「クリスマスリース」作りに最適です。
コニファー類の枝葉や、木の実もよく使われます。
◎どうか、お出かけの上、「自然食性」と手作りの「クリスマス飾り」をご覧ください。
さて、12月8日は、81年前「真珠湾攻撃」の日です。
日本人でも、知らない人がほとんどでしょうね…。
「パールファーバー」や「ニイタカヤマノボレ」なんて、なおさらのことでしょう。
読売新聞コラム・編集手帳 引用します。
サッカーのワールドカップ(W杯)で今大会の日程が決まった頃のこと。もしかして「勝った、勝った」と連呼する日が、かさなるのではと考えたのを思い出す◆きょう12月8日は旧日本軍が米真珠湾を攻撃した日である。若者を戦地に駆り立てた悪夢の日なのに先々を見通せず、列島が先制攻撃に沸き返ったことは歴史の一ページに刻まれている◆俳人の大牧広さんが戦争を老いの境地で詠んだ句集『朝の森』にある。<開戦日が来るぞ渋谷の若い人>。作者は3年半前に亡くなられている。念頭に置く光景はW杯というより、近年のハロウィーンの騒ぎだろう◆短い字句ながら、復唱すると、開栓日がまるで頭にないことへのい説教のようにも、若い人が戦争で命を投げ出さずにすむ平和を慈しんでいるようにも聞こえる。とはいえ、今年が説教として耳を傾けたい気持ちになることが多い。人類は歴史に何一つ学べないのか、と嘆いtいいほどの悲惨な戦争が起こった◆議会が力を失い、外交が大局観を失い、自由な言論が失われると何が起きるか。原爆や終戦の日と同じく、記憶を新たにしていい日だろう。
今夕、期待の天体現象は、「霜月十五日」」の満月と、火星の接近です。
月のおで時刻は、16:22(長野)と意外に早い時刻です。
16時半を回って、しばらく民放テレビを見ていたら、長野市で月の出が…放映されました。
2階のベランダで待つことしばし、5時少し前に、平尾山に昇ってきました。
55ミリレンズとスマホの5倍撮影をしました。
画像を見ると、近くに「火星」も写っていました。
スマホのラインやメッセージで、知人に知らせました。
毎年、観ている「霜月二十日」・豆太の月の観望を呼びかけました。
それと14日の「双子座」流星群の観望も、呼びかけました。
どちらも、乞うご期待!!です。
アメダス、最高気温は10.8度(13:26)、意外に暖かい一日でした。
明朝の冷え込み、予報は氷点下3度の予報です。
しかし、放射冷却が効くと、氷点下5度にまで下がりそうです。