「佐久の季節便り」、氷点下10.5度、「彼岸花」の葉は、真冬の日光を独り占めに…。

二十四節気小寒(しょうかん)」、いよいよ「寒の入り」です。

階下・居間に降りると、温度計は7度…。

「そんなに冷えたんかなー」、

朝一仕事・「古紙」出しには、急遽、フェルト手袋のお世話になるほどでした。

8時を回って、回収車が来ました。

作業員が少しでも楽になれば…、いつも通り、ケージに入れず近くに置きました。

アメダス最低気温は、氷点下10.1度(6:51)、さらに、氷点下10.5度(7:20)に下がりました。

日の出(7:00)前まで、放射冷却が進んでいたことが分かります。

「寒の入り」の朝に、暦通りの冷え込みになりました。

 

読売新聞 コラム・編集手帳 引用します。

<働く>。にんべんに、動くを合わせたこの字は中国伝来ではない。鎌倉時代に作られたとされ、国字に属する◆「止まっていたものが動くさまを表し、そこから体を動かす意になった」と国語辞典に説明されている。このほか、いささか真偽は怪しいけれど、落語のまくらにつかわれそうなしゃれた俗説がある、「傍(はた=周囲)を楽(らく)にするから」というもので、年明けのいま時分に思い出すことが多い◆正月にゆっくりできない仕事がある。初売りに大忙しの店員さんに駅員さん、タクシイの運転手さん。こちらが傍で楽させてもらっている頃、額に汗して働く人たちがいる◆箱根駅伝の生中継に、観衆の後ろを“激走”する宅配の配達員さんが映った。折りしも「花の2区」(鶴見ー戸塚)。選手が先頭争いを繰り広げる横で大きな段ボールを左手に提げ、配送の時間が迫っていたのか、空いたほうの右腕を振って懸命に駆けていた。SNSで話題になり、ほのぼのした余韻を残した◆もちろん、「傍」には家族も含まれるだろう。自分だけのためには、そんなにがんばれない。働きますか、今年も。

新年の計:「家族のために、働く(傍楽)つもりです。」

 

というわけで、「野良回り」に出かけました。

先ず、「第二賢治ガーデン」の様子を観ました。

寒風吹き荒ぶ中、土手際に、彼岸花(ひがんばな)」が寒さに耐えています。

別名:「葉見ず・花見ず」の通り、葉だけが青々としているのです。

秋の「開花」のために、冬の日光を独り占め・光合成しているのです。

必死の戦略には脱帽、冬の「花見ず」が、秋には「葉見ず」に、開花が今から楽しみです。

野良・場所を替えて、「春の野草」の様子を観に行きました。

車が田んぼに入る坂道に、春の七草・「薺(なずな)」が、踞るようにして寒さに耐えています。

掘り採って、七草粥に入れてもらいます。

「蒲公英(たんぽぽ)」も同様に、地べたに這い蹲っています。

漢名:「ほうこうえい」は、生薬名なんですね。

夕方になると、急に寒くなって来ました。

東の空には、「十五日」のお月さまが昇っています。

今月の満月「十六日」・望(ぼう)/8:08 

明日の朝、西空のお月さまが「満月」に近いです。

 

アメダス、最高気温は5.5度(13:52)でした。