「佐久の季節便り」、お正月を飾る「竹の仲間たち」が、SCTで放映されました。

今朝も「浅間連峰」は、雪雲に覆われて、冬型の天気が続きます。

アメダス、最低気温は氷点下9.2度(3:20)、予報の氷点下11度までは下がりませんでした。

 

放送の取材は、先週の水曜日・25日、雪が舞う寒い日でした。

今日は、放送の内容資料の概略を、投稿します。

お正月を飾る、「竹(たけ)の仲間たち」

(1)「松竹」・「寒中の三友」

「竹」は、その生命力、新年を祝う縁起の良い植物として、親しまれています。

「真竹(まだけ)」が普通に見られ、各地に「竹薮・林」が見られます。

名の由来は、「丈の高い木」…。

 植物分類的には、どんな植物でしょうか。広辞苑」(参照) 

 イネ科タケ亜科の多年生常緑木本の総称。タケ群ササ群に大別。またタケ科とする場合もある。茎は木質化し、隆起した節があり、地上茎・地下茎に分かれる。地上茎は直立し、多くは中空、地上茎は節部から根および地上茎(筍=たけのこ)を生ずる。(以下略)

◯稈(かん)稲、竹などのイネ科植物を主とする、単子葉植物の茎に節があり、節間部が中空の茎をいう。

◯鞘(しょう)茎を包む鞘(さや)・皮(かわ)。

(2)身近に見られる「竹の仲間たち」

「真竹」は、地下に太い地下茎が走り、台風19号・湯川の増水の際に、「竹林・藪」が川原・土手の流失を防ぎました。太さの違う「稈(茎・幹)」が、それぞれ竹垣や支柱などに利用されます。

 城址の崖などに群がって生え、佐久地方で「篠竹(しのだけ)と呼んでいる竹の仲間は、全体に細い竹・笹の仲間の俗称です。正式な種名は「女竹(めだけ)」で、「笹(ささ)」の一種です。

「竹」?それとも「笹」? 区別の仕方

近年は、筍が成長するとき、鞘(しょう)・皮を落とすものを「竹」、成長しても、つけたままのものを「笹」と呼んで、分類します。

 JR小海線高架下の公園に、「阿亀笹(おかめざさ)」が植栽されています。その「稈(かん)の様子を観察すると、「鞘(しょう)」つまり、「皮」が落ちてしまいついていません。

ということは、竹(たけ)の一種に分類されます。

アメダス、最高気温は1.8度(14:57)、雲が多く寒い一日でした。

明日は、朝、冷え込みますが、日中は、気温が上がる予報です。