「七草粥」をいただきました。

市販の「七草セット」(27.1.7)

お正月は早くも7日、早起きする必要も無いので、ゆっくり起き出しました。
ガスヒーターを点けると表示は5度で、予報ほど冷え込みはありません。
新聞を取りに出ると、西の空には、何と昨夜・霜月十六日のお月さまが、まだ残っています。(7:09)

朝の月、兎さんは逆立ちしています。
てっきり沈んでいると思い込んでいたので、ちょっと意外、得した気分でした。
浅間山に朝日が当たり「紅浅間」…、褪せないうちにと、急いで二階に上がって撮りました。

今日、七草粥をいただく日。
本来は旧暦の一月七日・「人日(じんじつ)」の節供の行事です。
テレビやスーパーマーケットのおかげで、今や国民的行事になりました。
朝食は、簡単な「七草粥で済ませました。

ハコベ(蘩蔞)」は、意外にも結構なお味、生もいけます。
子どもの頃、飼育していた鶏に餌として与えていました。思い出して、頬がほころびました。
孫娘の教科書、『せいかつ下 そよかぜ』に、「はるの 七草」が載っています。
どうして 七草がゆを たべるの」と、おばあちゃんに尋ねています。
一般に言われている答えは、「お正月にご馳走をいただいたので、疲れた胃腸をいたわるために…」。
『植物行事秘話』(高見沢茂富)から一部引用します。
人日の節供の一月七日には「七草粥」を食べ、年中無病のまじないをする習慣があった。
このときに食べたのが「春の七草」と言われる。冬の間不足がちだったビタミンや葉緑素の豊富な新鮮な菜を新春に食べるというわけである。
そして、若菜の息吹、生命力、活力などを身体に与えようとしたのであろう。〜
〜正月七日を「七くさ」といって、朝、粥をたいて年神様に供える風習は平安時代にもあったが、その頃は七草ではなく「七種(くさ)」と書き、草ではなく、七種類の穀物で粥を作った。〜
また、七日の朝に野菜を摘んで食べたことは、清少納言の『枕草子』の三段にも記述があります。(以下略)
寒中、実際に庭先に生育しているのは、ナズナハコベゴギョウだけです。
ゴギョウは、ハハコグサ(母子草)」のこと、冬越しして夏には黄色い花を咲かせます。

浅間山が、夕日で再び紅に染まりました。夕方の「紅浅間」です。

アメダス、最低気温は氷点下4.1度(6:30)、最高気温は3.3度(13:10)でした。
明日の朝は、放射冷却で氷点下10度に下がる予報が出ました。
霜月十七日」のお月さま(立待月が、東の空に昇りました。(19:33)