予想気温より下がり、氷点下10度ほどでした。空には、霜月二十日の残月が白く、棚引いている雲に溶け込んでしまいそうでした。
今日も晴れて、日なたの雪はだいぶ融けました。日差しの割りには気温は上がらず、日陰の雪はさらさらのままです。
画像は、田んぼの霜に覆われた「セリ(芹)」です。とても、春の七草として摘めるものではありません。
他の七草はどうだろう?ビニールハウスに入ると、「ゴギョウ(御形)」、つまり「ハハコグサ(母子草)」が見えました。葉を横に伸ばしてロゼット状態で、冬越し中です。葉に、白い綿毛のような産毛をまとい、寒さをしのいでいるようです。その横には、秋に咲いたまま霜枯れ状態の花がありました。これはこれで、趣があって観賞価値があります。
また、漢名・生薬名は、「鼠麹草(そきくそう)」と、あります。
ハハコグサの白い綿毛の葉は鼠の耳を、黄色の花はそのまま麹(菊)の花を連想させます。これも、摘み取る気にはなれません。
「ハコベ(繁縷)」は、青々をと伸びて、白い可愛い花を着けていました。これは食べられそうですが、遠慮することにしました。
霜月二十一日の月の出時刻は、10時23分。1時間ほど後の11時30分、出てみると、東の空、家の軒間に昇っていました。
低温注意報が出され、明朝は氷点下11度ほどに下がりそうです。