探鳥会に参加し、春の野鳥たちに逢ってきました。

4月恒例の探鳥会は、駒場公園から長野牧場、志賀川方面一帯です。
例年、この時期は春のぽかぽか陽気になるはずですが、今朝は冷んやり肌寒い感じでした。

駒場公園の木々はまだ冬の色、サクラもまだ蕾です。
それでも小鳥たちは元気に活動しています。エナガは、すぐ近くで巣剤運びに熱中しています。
頭上の梢には、「ヒガラ」が囀っています。どちらも、小鳥のうちでも小型です。
次に観た、「カワラヒワが大きく見えたほどです。遠くの、カラマツにはメジロがせせこましく動き回る姿も…。
牧草栽培場に出ると、「ヒバリ」が囀りながら空高く上がり、せわしく翼をふるわせています。地上には、ペアが戯れています。昔、麦畑が近くにあった頃は身近な小鳥の代表でしたが、近年は珍しい小鳥になってしまいました。
「キジ」が飛び「シメ」ツグミ」「ハクセキレイ」「セグロセキレイ「モズ」なども見かけました。
川辺に下りる、竹やぶの辺りから「ウグイス」のホーホケキョ…が聞こえました。
志賀川には、「カルガモ」「オシドリの群れがのんびりと泳いでいました。と、目の前をコガモの群れが飛び去りました。対岸を、犬を連れた散歩の人が近づいていたのでした。それにしてもその素早い逃避行と、名前のとおり小型の「コガモ」が印象的でした。
水辺のキセキレイは、その黄色が相変わらず鮮やかでした。お目当ての「ヤマセミ」「オオルリ」「キビタキ」「コムクドリ」…には、まだ早いのか、残念ながら出逢えませんでした。
最後にカワセミが、姿を見せてくれました。1羽だけで心なしか寂しげな感じがしましたが、木陰にじっと佇み水面に対していました。
今日の探鳥会は、鳥合わせで32種が確認されました。
「カラマツ」の芽吹きが始まり、「雌花」が意外な美しさでした。
また、公園グランドの端には、「タチツボスミレが一面に、薄紫色の花が咲いていました。株もとを観ると、特徴の「托葉」が認められました。