「降霜」が、大屋根から融け落ちているようです。
「濃霧注意報」ですが、「浅間山」もはっきり見えています。
アメダス、最低気温は0.3度(6:29)、二十四節気・「寒露」らしい冷え込みです。
「西高東低」の冬型が緩んで、風も止み「放射冷却」が働きました。
裏道わき似は、「イブキジャコウソウ」の葉に、白い霜が観られます。
表に回ってみると、「野紺菊」に木漏れ日が…。
文部省唱歌・「野菊」がぴったりの季節です。
『美しき歌 こころの歌』 新・抒情歌ベスト選集
一、遠い山から吹いて来る
こ寒い風にゆれながら
けだかくきよくにおう花
きれいな野菊 うすむらさきよ
二、秋の日ざしをあびてとぶ
とんぼをかろく休ませて
しずかに咲いた延べの花
やさしい野菊 うすむらさきよ
三、しもがおりてもまけないで
野原や山にむれて咲き
秋のなごりをおしむ花
あかるい野菊 うすむらさきよ
解説を、引用します。
この作品が『初等科音楽(一)』に載ったのが、なんと昭和17年。ということは、日本が軍国主義にのめり込んでいったころです。世の中では勇ましい軍歌が巾をきかせ、なにかというと「非国民」とののしられたころに、このように叙情性あふれた詞、そしてメロディーが書かれ、しかも音楽の教科書に載ったことに驚きを覚えます。特に、下総皖一のメロディーは、さすがクラシック音楽の作曲家らしく、気品溢れた歌曲とも言えましょう。
高校生の「地域の文化財」学習会で、「野菊を詠んだ句碑」の前で、お話ししましょう。
写真は、岩村田招魂社・「忠霊碑」わきの、野菊・「泡黄金菊(あわこがねぎく)」です。
日中は、穏やかに晴れました。
野良回りをすると、「ピーマン」や「万願寺唐辛子」は、やはり、霜害を受けていました。
秋野菜・「白菜」と「おでん娘」大根を、試しに早採りしました。
「大根おろし」は、全然辛くなく、お腹にじっくり、しみました。
他に収穫した、「徳ちゃん豆」・大角豆豆と、ピーマン、薩摩芋・紅はるかなどの整理・片付けは明日以降の仕事に…。
明日は、お天気下り坂の予報、「十九日」のお月さまも霞んで見えました。
アメダス、最高気温は16.9度(14:17)、風が無く、日ざしの温もりが感じられました。