旧暦「月暦」卯月、二十二日。暑くも寒くもない、のどかな5月最後の

yatsugatake2005-05-29

「新緑」は、なんともすがすがしい言葉です。
朝から、平尾山の「野鳥の森」探鳥会に出かけました。ここはもう十数年ぶりです。
スキー場と、ハイウェイオアシスが整備されて、以前とは大分変わっています。特に「野鳥の森」は、野鳥の会が関わって、整備が始まったばかりだそうです。
高いところから見ると、街もずいぶん変わった感じがします。
さて、肝心のバードウォッチングですが、恥ずかしながらいつものように教えてもらうばかりです。
まとめの「鳥合わせ」で、22種の出現が確認されました。素人からも、数が少ないなーと感じました。野鳥は、自然環境の一番の指標だと思うから心配です。
でも、大変なスターがいました。それは、フクロウです。
会の始め、山の登り口で確か一声、二声、「ホーホー」と、例の鳴き声が聞こえたのです。
「ゴロスケホッホー」までは、鳴いてくれませんでしたが、…
それが、森を巡って会の終わりに近づいたとき、スキー場の斜面から大きな鳥が飛び立ったのです。それを目ざとく見つけた人物は、さすがです。敬意を表します。
降雪機の向こうの枝に、ちょこんと止まって、こちらに目を向けています。
やっぱりフクロウはいたのです。若鳥のようです。親も近くにいるはずです。
両方が根競べです。どちらも動くことができません。
突然に「……ホイホイホイ」これはびっくり、サンコウチョウの鳴き声が聞こえました。
これもすばらしいプレゼントでした。
斜面を渡る風は暑くも寒くもなく、のどかなお天気のもとで、参加者一同、至福のときを過ごしました。
帰ってくると、オオヤマレンゲがたくさん花を咲かせ、ほのかな香りを漂わせていました。