「月(月)暦」皐月、二十四日。雨が降り続き、気温も上がりませんで

yatsugatake2005-07-01

旧暦「五月・皐月」も、あと五日を残すばかりになりました。
今日も朝から、梅雨の雨が降り続きました。これが本当の「五月雨(さみだれ)」というわけです。水垂れ(みだれ)とは、趣のあるいい言葉と思います。
芭蕉の『奥の細道』、「五月雨をあつめて早し最上川」を思い出します。
読売新聞のコラム「四季」(長谷川櫂)に、五月雨の和歌が紹介されていました。
「月も日もいかに行きけむかきくれしその世ながらの五月雨の空」(三条西実隆
応仁の乱で荒れ果てた都で、朝廷からも足利幕府からも信頼の篤かった公卿。散逸した古典の収集に努め、後世に伝えた人でもある。今の時代さながらの真っ暗な空を月や太陽はどのように渡ってゆくのか。さすがに歌の構えが大きい。…なかなか味わい深い歌に思えます。
大雨・雷注意報が出され朝から降り続いた雨の量は、夜7時までにトータル27ミリ。県内各地で、土砂崩れが起こり始めました。十分に気をつけたいものです。
気温は、23度までしか上がらず、肌寒い感じでした。
白花のヤマホタルブクロが雨の中を、健気にも俯いて雨をしのいでいました。「雨降り花」といわれて、梅雨空によく似合います。
今日は「はてなダイアリー」を始めて、300日の記念日となりました。