「月(つき)暦」皐月、二十五日。梅雨の晴れ間、夏雲が湧いて夏の日

yatsugatake2005-07-02

予報よりは、早めにお天気が回復しました。
日中は、夏の強い日差しが戻りました。
夕方会議から戻って見ると、サトイモの葉が一部焼けたあとがありました。アメリカシロヒトリが1化期。茂った葉のあちこちに虫巣が見え、処理に追われました。休耕田に、花を育てようと植えています。先日、知人からいただいた「シレネ」も、雨に打たれ強い日を浴びてげんなりしていました。早く植えて上げないといけません。
今日は、夏至から数えて十一日目、七十二候の一つ「半夏生(はんげしょう)」。暦の解説には、「半夏(はんげ)とは、もともと仏教で九十日に亘る夏安居(けあんご)の中間の、四十五日目の日を指す。」「半夏生は、薬草の半夏(カラスビシャク)が溝縁などの湿ったところに生える。昔はこの日までに田植えをすませることになっていた。」と、あります。
ハンゲショウという、ドクダミの仲間の草もあります、葉が半分白いので、半化粧というわけですが、なぜか、まだ緑のままです。そろそろお化粧をしてほしいですが…。
半夏生」は、今は馴染みが殆どありません。農作業の目安としていたという昔の人の知恵には、感心してしまいます。
ラジオで、香川県では今でもこの時期に「半夏うどん」を食べる習慣があるという話がありました。麦の二毛作がすみ、いよいよ田植えにかかる節目にしているようです。
もう、とっくに田植えがすんだ佐久のものには、分かりにくい話ですが、戦後には、二毛作で大麦を作り収穫した後、7月に田植えが見られました。
数十年の間に、耕作の様子が大きく変わったということで、驚くばかりです。