時々雨、12時に26.4度。湿度70%以上、蒸し蒸ししました。

yatsugatake2006-07-12

興味深い夏の草花、「トモエソウ(巴草)」が咲き始めました。虫がすぐ飛んできて、蜜をあさっていました。
和名の「トモエソウ」は、5弁の花びらが捩れて、巴形に見えるからです。巴(ともえ)とは鞆絵(ともえ)のことで、弓術の防具を模様化したものです。開いた花が、巴の形に似ていることから名付けられました。つまり、「五つ巴」の形です。
因みに、巴の捩れ方向には、左方向・右方向の両方があります。

自然界の植物に関連付けた、昔の人に感心するばかりです。オトギリソウ科の多年草です。花など姿が、同じオトギリソウ科の低木「ビヨウヤナギ」によく似ていることから、「草美央(クサビヨウ)」の呼び名もあるそうです。
早速、「賢治を読む会」に持参して、他にナツツバキ、シモツケソウ、カワラナデシコなどとともに、季節の花として紹介しました。黄色のミニトマトは、色づき始めたばかりなので持参を控えました。