季節は、「霜降」。
低温が続いて、この時期になると、「ウメモドキ」の葉先が霜枯れてきます。
また、ヒヨドリがいつの間にか近づいて、啄ばんでいるようです。赤い実がひと頃より少なくなったように感じます。
強い霜が来たら、葉はすっかり落ちてしまします。
もうしばらくの間、赤と緑の対比を楽しむことにしましょう。
柿の葉の一部が紅葉して、毎日数枚ずつ落ちています。
画像は、紅葉を集めて撮りました。
不思議なことに、葉の全面でなく部分的な紅葉です。虫に喰われた部分を中心に、色づいているようです。何か、化学的な変化をもたらすんでしょうか？
柿の葉の紅葉は、秋の季語で「柿紅葉（かきもみじ）」だそうです。でも、我が家の柿は木全体の葉が紅葉することはありません。紅葉したものから順に落ち、ある朝の強い霜ですべてが霜枯れてしまいます。
なんとも儚い運命です。
『歳時記』の一部を引用します。
〜柿によっては、その紅葉はまことに早く、忽ちにして散りそめるものもある。〜だが、渋柿などには紅葉しつくしてなお、大いなる葉を霜の到来までつけているものもある。
柿紅葉は華やかな風情というよりは、あわれを感ぜしめるということもできよう。
朝のうちは、薄日が差して穏やかでした。
天気予報どおり、午後からは雲って雨になりました。雷鳴が轟いて、まとまった量（１５．５ミリ）になりました。台風２０号の影響だそうです。
今日は、九月十六日。望・満月（月齢１４・９）です。
観望をあきらめていましたが、雲間にときどき顔を見せてくれました。（２０：５０）
