靄がかかり、日照がありませんでした。

今朝の最低気温は、なんと13.2度。むっとする暖かさです。
桜の次を飾る花、「ハナカイドウ(花海棠)」の花が見ごろになりました。
ぽったりとした赤い蕾と、垂れ気味に咲く花が独特の美しさです。(5月1日の撮影です)

学名は、Malus halliana リンゴに似た淡紅色の花です。因みに、「リンゴ」の学名は、Malus pumilaです。つまり、同属同士の仲間です。
「ハナカイドウ」と呼ぶのは、黄色の果実がなる「ミカイドウ(実海棠)」と区別するためです。
近寄ってみました。やはり、美しい花です。

緑・花試験で、「海棠の眠りいまだ足らず」という諺について、設問されました。『解説書』から一部引用して、紹介します。
唐の玄宗皇帝がある日酒宴を催し、日ごろ寵愛している楊貴妃にもその席に来るよう伝えた。彼女は自室で酒を飲んで休養していた。帝の急なお呼びに驚いて行こうとするが、酔って歩くことができず、侍臣や侍女に抱きかかえられるようにして帝の前に出た。見ると彼女の両頬はほんのり紅をさしたように色づき、瞳は夢見るごとくうっとりして、えもいわれぬ美しさである。酔いのさめきらない、なまめかしさを見て、しばらく見とれていた帝は彼女に言った。「海棠の眠りいまだ足りず。」と。
以来、海棠は、「睡花(すいか)」の別名をもつようになりました。(
中略)
また、上記の話から、海棠は美しい女性の形容によく使われるようになりました。(後略)
じっくり観賞するために、花が長持ちして欲しいものです。
ホームセンターで、「アサガオ朝顔)」の花の苗を購入してきました。早く、花を楽しむために、種まきのずくを惜しみました。
「アーリーヘブンリーブルーという、早咲き種が改良・開発されていることを知り、驚きました。
また、塀の外のプランターに、ビンカ(日々草)、ナスタチュームビオラを植え込みました。