花巻・大迫(おおはさま)に出かけました。

「ブタナ」?(花巻市)

宮沢賢治学会・夏季特設セミナーに参加するために、家を早朝に出ました。
テーマは、「風の又三郎」の謎に迫る
ちょうど、「賢治を読む会」で読み合わせ中でもあるので、興味がありました。
画像は、集合地の「宮沢賢治記念館・イーハトーブ館」の土手で見た、「ブタナ」と思われます。全国各地に分布している帰化植物ですが、佐久地方では、まだ見かけません。
会場の「大迫(おおはさま)」は、花巻市に合併した「賢治ゆかりの地です。
大正七年、稗貫郡から郡内の土性調査を依頼され、当時研究生であった宮沢賢治が中心となり、調査を行いました。大迫には、投宿したり、その後もたびたび訪れました。
セミナーのプログラムは、概略次のとおりです。
基調報告:「九月二日の章は、なぜ?ほんとうに?最後に書かれたのか」(天沢退二郎
シンポジウム:パネリスト、吉田文憲(詩人) 栗原俊明(彫刻家)
イーハトーブ郷土芸能:「大償(おおつぐない)神楽」
稗貫郡役所(早池峰と賢治の展示館)見学
稗貫郡役所建物は、閉庁後大迫町に移築され、昨年10月には交流活性化センターの別館として復元整備されました。
 
稗貫郡役所」は、有名な賢治の寓話「猫の事務所」のモデルとも言われています。
彫刻家の栗原氏は、「ぎんどろ公園」に風の又三郎群像」を制作された四人の方々のお一人です。
東京芸大卒業後に依頼されて、制作・設置した経緯などをお話しされました。
なお、「宮沢賢治記念館」入り口のよだかの星彫刻碑」の制作された方であることも、後で知りました。
「大償(おおつぐない)神楽」は、想像以上に迫力があり、時間のたつのも忘れるほどでした。