「会津・猪苗代」の旅

昨年秋に、開通した(甲子トンネル)(

よく晴れて、冷んやりとした朝です。5時に6.5度。
ここ数日のぐずついたお天気がウソのよう…。全国的に晴れの予報が出ています。
一行を乗せたバスは、佐久ICから北関東自動車道へとひた走ります。
群馬県から栃木県にかけての二毛作地帯は、今が、「麦秋…。長野県では、まったく見られない景色です。
訪れる地は、福島県の南会津地方です。
東北自動車道の白河ICを降りて、R289を、下郷町に向けてひたすら走ります。
画像、「甲子(かし)トンネル」が昨年9月21日に開通し、「甲子道路」として、車が通れるようになりました。
新緑・深緑の山道も快適に走り、お昼には、大川(阿賀川)の谷に下りてきました。
最初の見学地は、「塔の岪(へつり)」です。

「へつり」とは、塔の形をした川畔の急崖の意味の方言とか…。
川畔にそそり立つ「奇岩・怪石の塔」は、長い歳月の侵食作用によって作られた、まさに、自然の芸術作品です。
今度は、秋の紅葉が見たいものだ…と、口々に言っていました。

次は「大内宿(会津西街道)」です。
駐車場は車が満杯…、多くの人で賑わっています。
近年、テレビや雑誌などで宣伝されるためか、「甲子トンネル」が開いて交通が便利になったためでしょうか…。
それにしても、すぐ脇に広がる田んぼは手付かずの状態…。
このまま、草に覆われてしまいそうです。気がかりなことです。

藁屋根の民家、土の道…。
江戸時代に、タイムスリップしたようです。
どの民家も、道路側にお土産屋を出しています。お店の娘さんが、脇を流れる小川の水を大きなひしゃくで汲んで、「打ち水をしています。
画像は、近年になってあちこちで見かける帰化植物の花です。
試しに名前を尋ねると、メモ用紙の字読み上げて「フクロナデシコ(袋撫子)」と答えてくれました。
このような場所には、やや不釣合いな花ではあるんですが…。野暮なことは言わないことにしましょう。

小高い丘に登って、街道筋・民家を見下ろしました。これは、まさに「絵になる景色」です。

今夜のお宿は、「芦の牧温泉・大川荘」です。
大川(阿賀川)沿いの立派なホテルです。三味線の妙音で歓迎されて、びっくり…。
いつものように、素晴らしい温泉にたっぷり浸かり、宴会で楽しみました。