久しぶりの晴れ間、入道雲が立ち昇りました。

ムスクマローの仲間?(25.6.22)

寒い朝でしたが、今日は晴れて気温が上がるようです。
アメダス、最低気温は14.2度(5時)。
予想最高気温は27度(プラス8度)と、表示されました。
画像、ムスクマローの仲間でしょうか、ピンクがかった美しい花を咲かせました。小さなポット苗から育てていました。
同時に求めた「ゼブリナ」種も、目の覚めるような美しい花を見せています。

草姿や花の形はゼニアオイそっくりですが、花色が異なります。
足元には、「ウツボ草」が懐かしい花を見せてくれました。

漢字で靫・空穂(うつぼ)と書き、「矢を盛って腰に背負う用具」とあります。
漢方生薬名は「夏枯草)かこそう)」とか、利尿消炎剤だそうです。
子どもの頃には、辺りに普通に見られましたが、近年はほとんど見られなくなりました。
代わりに小形で白い花の群生が見られます。
わが家の物は、そのルーツも正式な名前も不明です。

午後には、青空にむくむくと入道雲が立ち昇りました。

夕方から、熊沢南州先生の朗読会に参加しました。
朗読作品は、第一部、さわとうあきら:「おこんじょうるり」、第二部、森鴎外:「高瀬舟」。
どちらも、会場は水を打ったような静けさ…。その場に吸い込まれ味わいました。
高瀬舟」、辞書の解説を一部引用します。
広辞苑弟殺しの罪で遠島に処せられ、高瀬川を舟で下る喜助の心情を叙して、知足の境地や安楽死の問題などに触れた作品。
(ブリタニカ)高瀬舟で護送される弟殺しの罪人喜助の身の上話と、それを聞く護送役人を描き、財産観念の違いや安楽死の問題を扱っている。
生身の人間が暮らす上でぶつかる大問題…、今も昔も変わりがないなー。実感されました。
余韻を味わいながら外に出ると、空には「皐月十四日」のお月さまが、雲に隠れたり出たり…。
月は隈無きものをのみ見るものかは…」頭をよぎりました。(20:32)