春植え草花の播種を体験しました。

大河ドラマ「軍師官兵衛」の1シーン。

今朝も冷え込みました。アメダス、氷点下9.5度(7:50)
氷点下二桁の気温は無いだろうと、予想していたので意外なほどでした。
冬型気圧配置が緩むので日中は穏やかになりそうで、一安心です。
今日は、「ひろば」のガーデニングチームの有志が、春植え草花の種子まきをする計画です。
画像は、大河ドラマ軍師官兵衛」、先週放映の1シーンです。
興味深いのは、黒田家・祖父の時代には「薬草」を生業(なりわい)にしていることでした。
今の時代、ややもすると植物に無関心であることが懸念されます。
人間の暮らしに植物の果たす役割が大きいことを、再認識したいものです。
会場に向かう車窓から、雪雲のかからない浅間山がくっきり見えました。
佐久市の西部に移動して方角がかわったので、手前に「剣が峰」が見えます。

指導してくださるのは、育苗の専門家です。
「キキョウ(桔梗)」と「ヒオウギ(桧扇)」が、発芽した状態を見せていただきました。
春、「ひろば」に植栽され花を咲かせる日が、今から待ち遠しいです。

参加者は、子どもを入れて十数名、手を取って教えていただきました。
お昼過ぎまでに、草花10種の播種が終わりました。この後は、加温のハウス内で管理、育苗していただきます。
小生の体験した種子は、「アルゲモネ・グランディフローラ」です。メキシコ原産のケシだそうです。
小さな粒をピンセットで摘んで、2粒ずつ計400粒播きました。
どんな花を見せてくれるか、楽しみです。
どんな花か、帰宅して『fleur 園芸百科事典』で調べてみました。
 和名は「アザミゲシ」。Argemone ケシ科アルゲモネ属
アザミのように鋭いとげのある葉をもち、ケシのような花が咲くという意味で、アザミゲシの名がつけられたことは、一度この花を育ててみれば納得できる。英名でプリックリーポピーというが、プリックリーとは刺だらけの意、ポピーはケシ。刺だらけのケシという名である。〜
学名のアルゲモンとはギリシャ語の眼病(そこひ)の名であるが、この植物の汁が眼病に効くと信じられていたことによる眼病に効くどころか、この植物の黄色い汁はクサノオウやタケニグサの汁と同様、有毒であるから注意した方がよい。
英名を悪魔のイチジクというのは、黄色い汁や果実の形から来ているのであろう。
用途:花壇、鉢植え、ドライフラワー、生け花
咲く花色は黄花か白花か、あるいは変わり咲きか…。楽しみです。
日中は、風もなく穏やかで、最高気温は5.4度(15:00)でした。
夕方の空には、レンズ状の雲が広がりました。また、冬型気圧に戻る兆しでしょうか。

「臘月十二日」のお月さまは、よく晴れた空に昇りました。(16:16)