「大晦日(おおつごもり)」、春の気配が…。

「臘月」最後の「臘・蝋梅」の花。

6時半のアラーム、でも、外は曇り空、月齢28.8のお月さまは、諦めがつきました。
今日は、旧暦十二月三十日、臘月も最後の日、「大晦日(おおつごもり)」、つまり、「月が籠もる」…。
気象予報士のお天気ひとくちメモは、「暖かな強風、冬の嵐を呼ぶ…」
立春以降なら、「春一番」と呼ぶんだそうです。
アメダス、最低気温は、氷点下9.0度(0:50)、日中は気温が上がる予報です。
新聞連載小説・「愛なき世界」は、今日が105回。
カラーの挿絵が「サツマイモの葉っぱ」新聞小説にしては内容もユニークです。

本文を一部引用します。
 本村は手もとの葉を改めて眺めた。言われてみれば、たしかに。ハート形の葉に張りめぐらされた葉脈は、ほのかな臙脂色だった。「こういう色のイモが、土のなかで育ってますよ」と予告するみたいに。
 血管のような葉脈を見ていたら、最前感じた気味の悪さは薄らいだ。たしかに植物は、ひととはまったくちがう仕組みを持っている。人間の「常識」が通じない世界を生きている。けれど、同じ地球上で進化してきた生き物だから、当然ながら共通する点も多々あるのだ。 
 偶然ながら、小生は出窓で実験的に、「サツマイモ・ヒメアヤカ」を冬越しさせています。

 毎年、春になったら苗に仕立てて、畑で栽培しています。
 食卓には、キュウリ、ニンジン、パプリカなどの「野菜サラダ」が並びました。

宮沢賢治は、作品中で「サラド」と表現しているのが興味深いです。
『賢治童話ビジュアル事典』から引用します。
童話「注文の多い料理店」に、「へい、いらっしゃい、いらっしゃい。それともサラドはおきらいですか。そんならこれから火をおこしてフライにしてあげましょうか。(以下略)」
〜日本では野菜を生で食べる習慣はなかったため、明治大正時代はゆで野菜が使われました。昭和のはじめ頃、トマト、キュウリ、キャベツなど生野菜が登場します。
予報どおり、気温が上がってきたので、鉢花を日光浴させました。

アメダス、最高気温は9.9度(13:20)、テレビニュースは、佐久市の最高気温は10.2度と報じました。
強風も吹きました。アメダス、最大風速は、西の風6.8m(14:10)、確かに佐久としては珍しいほどです。
懇意にしている知人から、入浴剤・「乾燥藤袴」バッグをいただきました。
今夜の「年の湯」に、使います。