旧暦、正月二十八日。春風が吹いて、9.0度まで上がりました。

yatsugatake2006-02-25

期待していた細い月と金星・明けの明星の接近は、残念ながらうす雲のためにあきらめました。
久しぶりに、氷点下に下がった朝でしたが、日が出始めるとたちまち気温が上がり、春の到来を感じさせました。自転車で配り物をしていると、春風が心地よく体を包みました。
好天気を待ち焦がれていたように外に出て、農作業を始めている人々の姿を見かけました。
戻ってから、冬越しの中の大菊の世話と、遅れてはいけないと気にかけていたアンズ(紅浅間)の剪定をしました。そろそろ水を吸い上げ始めたのか、枝が赤く輝いてエネルギーを漲らせていました。
画像は、その赤みがかった色の枝です。「紅浅間」アンズの実の紅色も、同じ色素によるものだろうな…。
カエデの品種「サンゴカク」、ミズキの品種「サンゴミズキ」の、珊瑚色を彷彿させる枝も魅力的です。
美しい桜色に染め上げるには、花びらを用いるのではなく花が咲くより前の枝を用いる…、染織家、志村ふくみさんの『一色一生』を思い出します。


明日の天気予報に、また雪だるまマークが出ました。
三寒四温」の時期、春はまだまだ先のようです。