午後3時に16.8度、4月並の陽気でした。

yatsugatake2006-03-11

今日は朝から会議、会議の大忙し。春の陽気が幸運でした。
午前の会が終わって皆で昼食。お先に失礼して、午後の会場に急ぎました。会場はすでに、満杯。やっと座席を見つけました。関心の高さをまず感じました。
友人に誘われた、長野県環境保全研究所公開セミナー「外来生物の問題を考える」です。
報告内容と、熱気あふれるそれらへの質疑が4時過ぎまで続きました。
日ごろ、他人ごとのように思っていたことが足元近くまで忍び寄っているようで、ぞっと身震いしました。
報告されたタイトルを記します。
ニセアカシアの過去・現在・未来」「セイヨウオオマルハナバチの野生化がもたらすこと」「外国産マス類の生態影響」「佐久地方に野生化したミンクと今後の課題」「野生化したアライグマ」(軽井沢の空き別荘などに)です。
どれもこれも当初は、治山、ハウス農業、ペット用などの目的をもって、人間が導入したものです。そして、時間がたってみれば、しっぺ返しを受ける形で、問題が顕在化したのです。
人間のやることが浅はかだと言うことです。今のうちに手の打てるものについては、知恵をしぼって、問題解決にあたるべきだと思いました。それにしても、例えば、ニセアカシアは蜜源として重要、でも治水にとっては厄介物。「こちらを立てれば、あちらが立たず…」難しい問題です。
終わって、友人を佐久市立近代美術館と佐久市立中央図書館を案内しました。


帰宅後6時前、青空に西日を受けた十二日のお月様が見事でした。
テレビ「週間子どもニュース」で、図らずも「外来生物法」の制定について、紹介していました。
画像は、テレビ画面の「アライグマ」です。
公開セミナーで知ったアライグマの特徴は、眉間の黒い筋と白いひげ、横縞模様の尾です。ペットとしては確かに可愛いですが、捨てることは大迷惑なことです。